ロマン・グロージャン、F1カレンダー再編の煽りで母国でのメルセデスW10デモランが中止に

メルセデスの2019年型F1マシンW12に乗り込むロマン・グロージャン、2021年3月30日 (2)Courtesy Of Daimler AG

トルコGPの無期延期に伴うF1カレンダー再編の煽りを受け、ロマン・グロージャンは母国フランスGPでのデモランの中止を余儀なくされた。

昨年のバーレーンGPでの衝撃的な事故から半年が経ち、グロージャンはルイス・ハミルトンを6度目のタイトルに導いた2019年型メルセデスW10をポール・リカール・サーキットでドライブするチャンスを手にした。

これは、事故がF1でのラストランになって欲しくないとのメルセデスの好意によって実現したもので、当初の計画では、まずはF1フランスGPでW10によるデモ走行を行った後、翌週の6月29日にプライベートテストが行われる予定となっていた。

しかしながら新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる影響で、カナダGPの代替としてカレンダー入りしたトルコGPが脱落。これに伴い、フランスGPの日程が1週間前倒しの6月20日へと変更された。

35歳のフランス人ドライバーは今年、デイル・コイン・レーシングからNTTインディカー・シリーズに参戦しており、ロード及びストリートでステアリングを握っているが、6月20日はロード・アメリカと日程がバッティングしている。

メルセデスのスポークスマンはF1カレンダーの再編を受け、F1フランスGPでのグロージャンのデモ走行の計画を白紙撤回した事を確認した。

ただ、幸いにも29日のテストに関しては影響はないとの事で、予定通りに実施される見通しだ。

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