2023年インディカー・シリーズ第2戦PPG375の決勝が現地4月2日(日)、ダラス郊外のテキサス・モータースピードウェイで行われ、ペンスキー2号車シボレーを駆るジョセフ・ニューガーデンが昨年大会に続く2連覇を飾った。レースの半分でラップをリードした。

2位はパトリシオ・オワード（アロー・マクラーレン）、3位はアレックス・パロウ（チップ・ガナッシ）という結果となった。2年目を迎えたデイビッド・マルーカス（デイル・コイン）が4位、スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ）が5位に続いた。

全長1.5マイルオーバルでの250周のレースは5回に渡ってイエローコーションが出る荒れた展開となった。その最初のインシデントは、通算7勝目を目指してチップ・ガナッシでの今季初戦に臨んだ佐藤琢磨だった。

2019年大会のポールシッターは14番手を走行していた46周目、速度が低下していたウィル・パワー（ペンスキー）を前に、アウト側の低グリップ路面へとに追いやられる格好となり、バックストレッチの壁に突っ込んでリタイヤを喫した。

「12号車（パワー）が少しアウト側に流され、そのイン側に他車が飛び込んできて、巻き込まれる形になってしまいました」と佐藤琢磨。

「11号車のNiterra Hondaチームは準備の段階で素晴らしい仕事をしてくれていましたので、クルーのみんなには本当に申し訳なく思っています 」

降雨を懸念して14分前倒しでのスタートとなったレースはラスト2周という最終盤、5番手を走行していたロマン・グロージャン（アンドレッティ）のクラッシュにより5回目のイエローが出され、そのままチェッカーフラッグが振られる結末を迎えた。

ハイライト動画

2023年インディカー第2戦PPG375決勝結果表