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ハンガロリンク

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サーキットデータ

名前
ハンガロリンク
所在国
ベルギー
住所
Mogyoród, Hungaroring utca 10, 2146 ハンガリー
設立年
1986年
デザイン
ヘルマン・ティルケ
コース全長
4,381m | 16コーナー
周回数
70周 | 時計回り
ピットレーン長
360m
1コーナーまでの距離
576m
平均速度
197km/h
エンジン負荷レベル
| 全開率 : 55%
ブレーキ負荷レベル
| 使用率 : 16%
燃料消費量
| 1.50kg/周
フューエル・エフェクト
| 0.39秒/10kg
タイヤ負荷レベル
エアロ重要度
最大高低差
35m
収容人数
120,000人
レコード
1分19秒071 M.シューマッハ / 2004年 / フェラーリ
WEBサイト
www.hungaroring.hu

ハンガロリンクとは、ハンガリーの首都ブダペストから約20km北東にあるサーキット。元々丘陵地だった場所に建設されたため比較的高低差が大きく、サーキット中心部標高が最も低い”お椀状”のフォルムを持つ。そのため、どこに陣取ってもコースの約80%近くを見渡すことが出来る観戦にもってこいのサーキットとしても知られる。

hungaroring photocreativeCommonsRachelC

例年、シーズン前半の最後のグランプリとなるため、チームやドライバーにとっては夏休みの始まりを予感させるシグナルになっている。

コースレイアウト

一周が僅か4.381kmしかなく、600mを超えるストレートはホームストレートわずかに1本で908m、エンジンの性能差が露呈しにくいため、マクラーレン・ホンダにとっては大きなチャンスとなる。例年7月の終わりに開催されるため気温が高く、マシンとドライバーへの要求は厳しい。路面温度は度々50℃を超え、ブレーキの冷却がトラブルを発生させる。

ハンガロリンクのコースレイアウト図

中低速サーキット、予選順位が重要

コースの多くが低速と中速のコーナーで構成されているため、チームはダウンフォースレベルを最大にまで引き上げる。平均速度は197km/hの低速サーキット。予選でのトラフィック処理は重要な課題であり、しばしば大きな番狂わせが起こる。晴れのドライコンディションでのレースが多いが、天候は比較的不安定であるため、雨で荒れることも少なくない。

低速故にクラッシュなどのアクシデントが発生しても大きな事故につながる可能性は低い。セーフティーカー出動率は10%程しかない。1周あたりの燃料消費量は1.5kg、燃費は問題とならないが、ブレーキングポイントが少ないためERSへの影響は多い。

オーバーテイクポイント

オーバーテイクは簡単ではないため、予選順位とレース戦略が決勝順位に大きく影響する。タイトで追い抜きが困難なこのコースを、ロシア人ドライバーのダニール・クビアトは「壁のないモナコ」と形容する。ただし、ブレーキング勝負に持ち込めるようなマシンであれば、1コーナーや2コーナーがかなり有望な追い越し場所となる。

オーバーテイクの少なさからファンにとっては退屈なレースとなりがちであるが、ロングストレートがなくタイトなコーナーが連続するため、ドライバーにとっては一瞬たりとも気が抜けない極めてテクニカルなサーキットである。1つのコーナーでのミスが大きな命取りとなる。

1コーナーまでの距離が576mとかなり長く、レーシングライン側の奇数列スタートはかなりのアドバンテージを得ることになる。スタート直後のオーバーテイクには要注目だ。

タイムアップの鍵

全開で駆け抜ける4コーナーでのライン取りが重要。如何に縁石に乗れるかが5コーナーでの進入を左右する。セクター2には高速のロングコーナーがあるため、ダウンフォースとマシンの応答性、そしてリズムよく走るドライバーの腕が必要となる。

フロント、リア共にタイヤへの負荷は大きく、コーナー進入時のスタビリティと出口でのトラクションの高さが要求される。ハンガロリンクではあまり頻繁にレースが開催されないためトラック路面は汚れがち、週末を通してグリップが増しタイムが改善されていく傾向にある。

政治的背景

ハンガリーで初めてグランプリが開催されたのは1930年代。しかし第2次世界大戦や鉄のカーテンの出現により、1960年後半までモーターレーシングが制限された。ハンガロリンクは1986年にオープンしそれ以来ずっとF1カレンダーに掲載されている。当時はまだ冷戦下にあったものの、東欧諸国で初めてのF1開催として大きな注目を集め、政治的にも大きな意味を持つレースになった。

サーキットの場所

フィンランドのファンが多く訪れ、キミ・ライコネンやバルテリ・ボッタスを応援する旗がスタンドを覆う。