2020年 ピレリ製18インチF1タイヤテスト日程、鈴鹿では日本GP後の10月に開催

18インチF1タイヤと13インチF1タイヤの比較copyright Pirelli

2020年シーズンに開催されるピレリのプライベートテストの日程が発表された。F1世界選手権は2021年シーズンより、現行のホイールリム径を13インチから18インチへと拡大。これに伴い公式タイヤサプライヤーのピレリは今年、18インチのプロトタイプを用いた18日間の開発テストを行う。

一発目のテストは2月8日にスペインのヘレス・サーキットで行われた。新車発表会を直前に控えたスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールが、サスペンションに変更を加えた昨季型SF90で130周を走り込み、多くのデータを収集した。公正を期すために、テストではミュールカーが使われる。

最後を締め括るのは鈴鹿サーキットでのドライテスト。日本GP決勝レース後の10月13日と14日に行われ、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャン擁するハースF1チームがこれを担当するが、最終アブダビGP後のポストシーズン公式テストでも18インチタイヤが持ち込まれる。

ウェットコンディションを再現できるフェラーリのテストコース、フィオラノ・サーキットと、フランスGPの舞台であるポール・リカール・サーキットでは、雨用タイヤのテストが行われる。これに参加するのはメルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダの3強チームのみだ。

日付 場所 条件 参加チーム
2月8日 ヘレス ドライ フェラーリ
3月5日 フィオラノ ウェット フェラーリ
3月24日-25日 バーレーン ドライ ルノー(初日)
メルセデス(2日目)
5月12日-13日 カタロニア ドライ レッドブル・ホンダ
アルファロメオ
ルノー
5月26日-27日 ポール・リカール ウェット レッドブル・ホンダ
7月7日-8日 レッドブル・リンク ドライ アルファタウリ・ホンダ
7月21日-22日 シルバーストン ドライ レーシングポイント(2日間)
ウィリアムズ(2日間)
マクラーレン(初日)
9月8日-9日 ポール・リカール ドライ マクラーレン(初日)
メルセデス(2日目)
フェラーリ(2日目)
9月26日-27日 ポール・リカール ウェット メルセデス
10月13日-14日 鈴鹿 ドライ ハース

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