レッドブル・ホンダ、選手権制覇に向け まず1勝「獲るべくして獲った勝利」とホーナー代表

2021年4月18日F1エミリア・ロマーニャGP決勝レースでの優勝を喜ぶレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとチームメンバー達Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダはイモラで開催されたF1第2戦エミリア・ロマーニャGPで、3番グリッドのマックス・フェルスタッペンが選手権リーダーのルイス・ハミルトン(ハミルトン)に22秒差を付けて引き離し、今季初優勝を挙げた。

これで2戦を終えて1勝1敗と並んだフェルスタッペン。ハミルトンがファステストラップのボーナス1点を手にしたため、ドライバーズランキングとしては首位に1点届かなかったものの、完全にこれを射程に捉えた。

Pos Driver Team PTS
1 ルイス・ハミルトン メルセデス 44
2 マックス・フェルスタッペン レッドブル ホンダ 43
3 ランド・ノリス マクラーレン メルセデス 27
4 シャルル・ルクレール フェラーリ 20
5 バルデリ・ボッタス メルセデス 16
6 カルロス・サインツ フェラーリ 14
7 ダニエル・リカルド マクラーレン メルセデス 14
8 セルジオ・ペレス レッドブル ホンダ 10
9 ランス・ストロール アストンマーチン メルセデス 5
10 ピエール・ガスリー アルファタウリ ホンダ 6
11 角田裕毅 アルファタウリ ホンダ 2
12 エステバン・オコン アルピーヌ ルノー 2
13 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ ルノー 1
14 キミ・ライコネン アルファロメオ 0
15 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ 0
16 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ 0
17 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン メルセデス 0
18 ミック・シューマッハ ハース 0
19 ニキータ・マゼピン ハース 0
20 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ 0

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は決勝を終えて「バーレーンでは接戦の末に敗れてしまっただけに、今日、こうして勝利できて最高の気分だ」と63周のレースを振り返った。

「マックス(フェルスタッペン)はレースを通して終始、ミスなく完璧なドライビングを見せてくれたし、チームは完璧なタイミングでピットストップを行ってくれた。つまりは獲るべくして獲った我々に相応しい勝利だという事だ」

「マックスは気合十分な状態でレースに挑み、最高の蹴り出しでターン1へと向かっていき、激しく競り合う誰もが見たがるようなバトルを繰り広げてみせた」

宿敵メルセデスは開幕戦以降、不安的なリアエンドを改善すべく作業を加速させており、イモラでのレッドブルとのパフォーマンスギャップは明らかに縮まっていた。

ホーナー代表は「ルイス(ハミルトン)は今日も非常に速かった。特にレース終盤の彼らのタイヤのデグラデーションはかなり低いように見受けられた。今日は彼らのマシンの方が勝っていたかもしれない」と述べ、レースではW12の方が高い競争力を発揮していたとの認識を示した。

フェルスタッペンが最高の成績でイモラを後にする一方、もう一台のRB16Bをドライブしたセルジオ・ペレスにとっては思わず眉間にシワが寄ってしまうようなレースとなった。

ペレスは2番グリッドからスタートするも1周目に4番手に、2度目のセーフティーカー(SC)再開時にはスピンを喫して最後方に転落。巻き返しを図るも一歩及ばず、ポイント圏内12位でレースを終えた。

ホーナー代表は「昨日、あれほど素晴らしい走りを見せてくれたセルジオの方は、何一つ思い通りにいかない非常に残念なレースになった。だが徐々にマシンにも慣れてきているし、きっとまた力強く戦ってくれる事だろう」と今後への期待を口にした。

「この勢いを残りのシーズンに繋げていき、メルセデスに対してプレッシャーを掛け続けていかなければならない」

F1エミリア・ロマーニャGP特集

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