レッドブル、上位争いに絡めず3列目「大差に落胆」強みのロングランで決勝での挽回目指す

F1スペインGP予選に備えるレッドブルのダニエル・リカルドcopyright Red Bull Content Pool

F1スペインGP予選に挑んだレッドブル・レーシングは、フェラーリとメルセデスが繰り広げたポール争いに加わる事叶わず、マックス・フェルスタッペンが5番手、ダニエル・リカルドが6番手という結果に終わった。

チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「予想通りのポジション」と語り予選リザルトを素直に受け入れたものの、血の気の多いフェルスタッペンは「エンジンパワーがーーー」と嘆き、リカルドは上位との大差に「…ストレス溜まる」と不満を訴えた。

F1スペインGP予選を終えて

マックス・フェルスタッペン予選: 5位, FP3: 12位

周りの連中が予選でエンジンをパワーアップしてくるのは分かってる事だから、僕らはとしてはできるだけ離されないように頑張るだけさ。とは言え、1・4・7・10コーナーがエンジン全開になっちゃうとストレートが2本増えるようなもんだから、より一層エンジンパワーが必要なんだよね。

ロングランは良さそうだから、決勝ではまだチャンスがあると思うけど、予選でここまで差がついてしまうのは悔しいね。でも、持ち込んだアップデートが効果を発揮している事や、正しい方向に向かって進めているのはポジティブだね。

予選最後のアタックの時に1コーナーでちょっと失敗しちゃったんだ。リアが滑ってしまいラップを終えられず台無しにしてしまった。走りきれていれば僕らのベストタイムになっていたはずだけど、それでもトップ3までは手が届かなかったと思う。

コンディションは本当に厄介だったよ。トラックについては予想しようがなかったし、どのタイヤで行くべきなのかもハッキリしなかったし。予選ではスーパーソフトもソフトもパフォーマンス的にすごく近かったから、選ぶのが難しかったんだ。距離を考えると決勝ではソフトの方が速そうだけどね。

ここは例年オーバーテイクが難しいから、ピットストップか雨でも降らないと順位の入れ替えは難しいだろうね。まぁ全力を尽くすよ。

ダニエル・リカルド予選: 6位, FP3: 5位

予選ではマシンの性能を限界まで引き出せたと思う。Q3でソフトとスーパーソフトの両方を履いたけど、今週末はソフトの方がシックリきてるんだよね。Q3の1回目のアタックでスーパーソフトを履いてまずまずのタイムを出せたんだけど、それ以上のタイムは無理だと考えて次のランをソフトでいく事にしたんだ。

少しは速くなったけど、ポジションが上がる程じゃなかったね。不思議だよね。違うコンパウンドなのに、同じタイヤみたいに感じるんだ。2回ともスーパーソフトで走ってたら、ソフトにしとけばなぁって思っただろうから、両方試しといて正解だったよ。やれるだけの事はやったと思う。

予選中に何度か走ったけど、マシンの感触は悪くなかったしポールからコンマ数秒落ち位かなって感じだったんだ。それが実際にはコンマ6秒とか7秒だったわけで、ちょっとストレス溜まるよね。僕らは大抵ショートランよりロングランの方が少し良いから、明日は前の4台にチャレンジできる事を祈ってるよ。


シーズン第5戦F1スペインGP決勝レースは、日本時間5月13日(日)22時10分から1周4,655mのカタロニア・サーキットを66周する事で争われる。予選終了後のバルセロナは雨の予報が出ており、決勝開始までに路面に載ったラバーが全て洗い流される可能性がある。

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