知らなきゃ損!2017年のF1を2倍楽しむため6つのトレンド

知らなきゃ損!2017年のF1を2倍楽しむため5つのトレンドcopyright formula1-data.com

レギュレーションの大改革により、幅広く車高が低いワイド&ローなフォルムをまとった2017年F1マシン。コーナリング速度は大幅に上昇し、1周あたり5秒程度もラップタイムが向上している。

規定の変更によって生まれたトレンドや見所など、「コレを知らないなんて人生の3分の1を損してる!」と我々が勝手に考えている6つのポイントを以下に紹介していく。

スタートでの失敗が増加?


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機械・電子制御によるドライバーへのサポートを限りなく減らし、ドライバーのドライビングテクニックそのもので勝敗が決するようなレギュレーション作りを目指しているFIA。所謂ドライバーエイドの禁止だ。今季はクラッチ操作に関する電子制御が大幅に制限されることになった。

分かりやすく言うと、これまでは多少雑にクラッチを繋いだとしても機械がそれを上手く補ってくれていたのだが、今年はドライバーがこれを完全に制御しなければならない。繊細なクラッチ操作ができないドライバーは、レーススタート時に取り返しが効かないほど順位を落とす可能性がある。今年はスタートから目が離せない。

ドライバーエイドとは?

シャークフィンとTウイング


©F1

マシン幅が広くなったことで、リア側に大きな乱気流が発生すると見られている。そのため各チームは可能な限り気流の乱れを制御するために、ふたつのデバイスを作り上げた。それがシャークフィンTウイングである。

プレシーズンテストでは、シャークフィンを付けるチーム、Tウイングを付けるチーム、その両方を試すチームと、採用にバラツキが見られた。お気に入りのチームがどの方法を実戦投入するのか注目して見るのも面白いだろう。

シャークフィンとは?

Tウイングとは?

ガス欠に要注意


©formula1.com

昨シーズン、マクラーレン・ホンダが燃料セーブしながらレースを走る姿をご覧になったファンも多いことだろう。パワーユニット時代のF1では燃費が良ければよいほど速い、という新しい構図ができあがってきている。2017年シーズンは、昨年より5kg多い105kgの燃料搭載が可能となった。とは言え、現実にはマシン重量は増加し、アクセルを踏み込んでいる時間が長くなるため、燃料的には去年の比ではない位ハードだ。

そのため今年は燃料節約のためレース中に”エコ”に走るマシンが出てきたり、ゴール直前にガス欠で停まってしまうマシンが出てくるかもしれない。

2017年のF1レースはガス欠多発?

アンダーカット戦略はもう通用しない?


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ご存知、ピットストップでのタイヤ交換を利用することで順位をあげるテクニック「アンダーカット」。モナコや鈴鹿など、オーバーテイクが難しいサーキットにおいて順位を上げることができる裏技だが、2017年はアンダーカット戦略が影を潜めるかもしれない。というのも、アンダーカットが成立するための条件として「タイヤのデグラデーションが酷い」ことが挙げられる。今年ピレリはタイヤの耐久性を大幅に向上させてきたため、アンダーカットが見られなくなる可能性があるのだ。

アンダーカットが使えなくなった場合、”オーバーテイクが難しいサーキット”でチームはどのような戦略を取ってくるだろうか?未知の新しい裏技が出てくるかもしれない。要チェックだ。

アンダーカットとは?

マクラーレンはホンダと手を切る?


©f1writers

シーズン前テストではトラブルが続出、アロンソは会見でブチギレ、マクラーレンがメルセデスエンジンへの鞍替えを検討中…と報道されるなど、シーズン開幕前からマクラーレン・ホンダには良いニュースが一切ない。マクラーレン公式Twitter炎上事件が象徴的なように、我々ファンはマクラーレン・ホンダに対して非常に敏感になっている。報道もこれを加速させるものが多く、何が本当で何がウソなのかを判断するのはとても難しいため、ヤキモキしながら事の推移を見守っておいでの方も多いのではないだろうか?

当然のことながら、マクラーレンにしろホンダにしろ”本当のこと”を発表できるはずもない。そこで我々はこの状況をどう捉えるべきなのかについて、客観的データから両者の決別の可能性について独自の分析を行った。その結果見えてきたのは、報道とは裏腹にマクラーレンがホンダとのパートナーシップを解除するのは極めて現実的でない、ということであった。

費用対効果で考えるマクラーレン・ホンダ消滅の可能性

絶賛ヤキモキ中の方には是非お読みいただきたい。現状の報道を冷静に見つめるとても良い手助けになると信じている。今年マクラーレン・ホンダから目が離せないのは間違いない。

狂気の新人?ランス・ストロール


©WilliamsRacing

今シーズン唯一のルーキーであるウィリアムズのランス・ストロール。父フローレンスはForbes誌の世界長者番付に名を連ねる超大金持ちであり、ウィリアムズ入りに際し総額91億円とも噂される資金がウィリアムズにもたらされたと言われている。そんなストロールはシーズン前テストで度重なるクラッシュを喫し、早くも”F1ミサイル”をの愛称を拝領しつつある。

かつてF1には、多額のスポンサーマネーをチームに持ち込み、ライバルチームのマシンに自ら突っ込むことで”F1ミサイル”の名を名を欲しいままにしたドライバーがいた。ベネズエラ人のパストール・マルドナドである。ストロールに彼の姿を重ね合わせるファンも一部に出てきている。

ストロールの前後で走行するドライバーは内心ドキドキ?贔屓のドライバーがストロールの近くで走行している時は、テレビ画面から目を離さない方がよいかもしれない。

ストロールは第二の師匠?F1ミサイル再び

ランス・ストロール略歴


以上2017年のF1を楽しむ上で知っておきたい6つのポイントを紹介してきたが如何だっただろうか?まだ今シーズンのレギュレーションをチェックしていない方は、昨年との変更点を写真を使って分かりやすくまとめた2017年F1レギュレーション-主要変更点のまとめを読まれることをオススメしたい。

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