2019年 F1第7戦カナダGP:パワーユニット投入状況 / ホンダ含む全14台が交換を実施

2018年仕様のホンダ製F1パワーユニットRA618HCourtesy Of Honda

FIA国際自動車連盟の正式発表を元に、2019シーズンF1第7戦カナダGP初日FP1開始時点における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。モントリオールでは、全14台のマシンが新しいコンポーネントを卸した。

最大の注目はメルセデス。M10 EQ Power+の第二世代「フェーズ2」エンジンが持ち込まれ、カスタマー供給を受けるレーシングポイントとウィリアムズを含めた全6台が、ICEとターボチャージャーとMGU-Hを交換。今季2基目に到達した。

ワークスフェラーリは、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが2基目のターボチャージャーとMGU-Hに交換。ルノーPU勢は、ワークスのニコ・ヒュルケンベルグとダニエル・リカルド、そしてマクラーレンのランド・ノリスが2基目のESの封を切った。

Honda RA619Hを搭載するレッドブルとトロロッソは、アレックス・アルボンを除く3台が今季2基目のES及びCEへと交換した。

1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入6年目の今年は、ICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

ジル・ビルヌーブ・サーキットはパワーエフェクトが高く、シーズン3分の1の通過地地点であるため、例年多くのチームがルーティンのエンジン交換を実施する。現時点では、グリッド降格の対象者はおらず、今回の交換によってペナルティが科される事はない。

F1カナダGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 2 2 2 1 1 1
Mercedes バルテリ・ボッタス 2 2 2 1 1 1
Ferrari セバスチャン・ベッテル 2 2 2 1 1 2
Ferrari シャルル・ルクレール 2 2 2 1 1 2
RBR Honda マックス・フェルスタッペン 2 2 2 2 2 2
RBR Honda ピエール・ガスリー 2 2 2 2 2 2
Renault ダニエル・リカルド 2 2 2 2 2 2
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 4 4 4 3 2 3
Haas Ferrari ロマン・グロージャン 2 2 2 1 1 2
Haas Ferrari ケビン・マグヌッセン 2 2 2 1 1 2
McLaren Renault カルロス・サインツ 3 3 3 2 2 2
McLaren Renault ランド・ノリス 2 2 2 2 2 2
Racing Point Mercedes セルジオ・ペレス 2 2 2 1 1 1
Racing Point Mercedes ランス・ストロール 2 2 2 1 1 1
Alfa Romeo Ferrari キミ・ライコネン 2 2 2 1 1 2
Alfa Romeo Ferrari アントニオ・ジョビナッツィ 2 2 2 1 1 3
Toro Rosso Honda ダニール・クビアト 3 2 2 2 2 2
Toro Rosso Honda アレックス・アルボン 3 2 2 2 2 2
Williams Mercedes ジョージ・ラッセル 2 2 2 1 2 2
Williams Mercedes ロバート・クビサ 2 2 2 1 1 1

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