2018年 F1第20戦ブラジルGP:パワーユニット投入状況

メルセデスAMG 2014年式パワーユニット PU106A Hybridcopyright Mercedes AMG

2018シーズン第20戦F1ブラジルGP開幕前日、現地11月8日12時時点における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

前戦メキシコGPではトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、アッセンブリー品質に関する懸念事項が確認されたためパワーユニット一式を交換。今年8基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-Hの封を切った。

エルマノス・ロドリゲスでエンジン交換を行ったのはガスリーのみであったが、決勝レースではレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドがハイドロリック系統のトラブルでリタイヤ。今週末のブラジルGPでエンジン交換ペナルティを受ける可能性は否定できない。

シーズン2戦を残す現時点で一度も交換ペナルティを受けていないのは全部で10台。フェラーリPU勢の5台とメルセデスPU勢の5台が無傷でシーズンを終えようとしている。ルノーとホンダ勢は、全てのマシンが年間上限を上回る交換を実施。馬力のみならず信頼性でも大きく水を開けられている。

1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入5年目の今年はエンジン交換に関する規約がより厳格化され、ICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

F1ブラジルGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
メルセデス ルイス・ハミルトン 3 3 3 2 2 2
メルセデス バルテリ・ボッタス 4 4 4 3 3 3
フェラーリ セバスチャン・ベッテル 3 3 3 2 2 2
フェラーリ キミ・ライコネン 3 3 3 2 2 2
レッドブル・タグ・ホイヤー ダニエル・リカルド 5 5 5 5 4 4
レッドブル・タグ・ホイヤー マックス・フェルスタッペン 4 4 4 4 3 3
フォースインディア・メルセデス セルジオ・ペレス 3 3 3 2 2 2
フォースインディア・メルセデス エステバン・オコン 3 3 3 2 2 2
ウィリアムズ・メルセデス ランス・ストロール 3 3 3 2 2 2
ウィリアムズ・メルセデス セルゲイ・シロトキン 3 3 3 2 2 2
ルノー ニコ・ヒュルケンベルグ 5 6 5 4 4 4
ルノー カルロス・サインツ 4 4 4 3 3 3
トロロッソ・ホンダ ブレンドン・ハートレー 8 8 8 7 3 4
トロロッソ・ホンダ ピエール・ガスリー 8 8 8 6 3 3
ハース・フェラーリ ロマン・グロージャン 3 3 3 2 2 2
ハース・フェラーリ ケビン・マグヌッセン 3 3 3 2 2 2
マクラーレン・ルノー フェルナンド・アロンソ 4 4 4 4 3 3
マクラーレン・ルノー ストフェル・バンドーン 4 4 4 3 3 3
ザウバー・フェラーリ マーカス・エリクソン 4 3 3 2 3 2
ザウバー・フェラーリ シャルル・ルクレール 3 3 3 2 2 2

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