エンジン交換乱舞…フェラーリとメルセデスが新型ICEを投入、ボッタスとヒュルケンベルグは降格ペナで最後尾スタート

ホンダF1エンジンcopyright HONDA

3週間の夏休み期間を経てスタートしたシーズン第13戦ベルギーGP。チャンピオンシップを争うスクーデリア・フェラーリとメルセデスAMGが新型エンジンを投入した。

メルセデスPU勢は、本家メルセデス及びカスタマーであるレーシングポイントとウィリアムズの全6台が新たなICE=内燃エンジンを投入。チャンピオンシップリーダーのルイス・ハミルトンは降格を免れたものの、バルテリ・ボッタスはシーズン4基目の投入となり、グリッド降格の対象となった。

なおボッタス、エステバン・オコン、ウィリアムズの2台はターボチャージャー、MGU-KMGU-H、CE、ESの全コンポーネントを交換している。

フェラーリPU勢は、前戦ハンガリーでカスタマーの4台が最新スペックを搭載。今回は本家フェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルの2台に40馬力とも噂される最新スペックのICEが投入された。両者のICEはこれで3基目。ベッテルの方はMGU-Hとターボチャージャーも合わせて交換した。

1周7kmのカレンダー最長を誇るスパ・フランコルシャンは、エンジン全開率が70%を超えるパワーサーキット。ここでの最新版エンジンの投入は選手権を争う上で欠かせない。

ルノーPU勢も3台が新しいICEを投入。ニコ・ヒュルケンベルグは4基目、カルロス・サインツは3基目、ストフェル・バンドーンが3基目に到達。ヒュルケンベルグはボッタス同様にコンポーネント一式を交換しており、日曜のレースをグリッド後方からスタートする事となる。

なおホンダに関しては最新スペックエンジンの投入が当初の予定より遅れるとの情報があり、今週末のスパでの投入は行われない見通し。

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