レッドブル、”ターン3”のラッセルの動きを問題視…フェルスタッペン接触のターン2ではなく
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マックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルが非難合戦を繰り広げているのは接触が起きたターン2での動きだが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が問題視しているのはターン2ではなくターン3だ。
ホーナーは1周目のターン1、ターン2での攻防は「ハード」ではあるものの、トップドライバー同士のフェアな戦いだと考えているが、フェルスタッペンが壁側に追いやられたターン3でのラッセルの走りは少しやり過ぎだったと感じている。
F1アゼルバイジャンGPスプリントを経てレッドブルの指揮官はSky Sportsとのインタビューの中で「私の見解としては、ターン1はお互いに上手く処理したと思うし、ターン2は2人のハードレーサーによるハードなレースだった」と語った。
「少しやり過ぎだと感じたのはターン3だ」
「ジョージはターン2では十分なスペースを残そうとしていた。だが、あそこはかなりタイトなコーナーで、サイドポッドへのダメージに繋がる事になった」
「次のコーナーでジョージは彼をウォール側へと追いやり過ぎた。その結果、残念な事にボディーワークのダメージがかなり大きくなり、相当のパフォーマンスが犠牲になった」
「あのレベルの穴だと、少なくとも1周あたり4分の3秒の影響があっただろうし、ひょっとするとそれ以上あったかもしれない」
「とは言え幸いな事に明日、もう1度レースがある。マックスは最前列からスタートする」
「当然のことながら、彼は苛立ってジョージに意見をぶつけていた。彼は競争心溢れるドライバーだから、クルマにダメージを受けてレースに影響が出てなお満足しているようなら、逆に私はガッカリするだろう」
「マックスには不器用なところがある。しばらくはあんな感じだろう」
「彼はリスタートの際に見事な走りでジョージを抜き去り、シャルル(ルクレール)を捕まえる勢いだったが、あのダメージは明らかにかなり大きなハンディキャップだった」
メルセデスのトト・ウォルフ代表も接触のターン2についてはレーシングアクシデントとの見方を示し、ダメージを負った事を思えばフェルスタッペンが怒るのも「無理はない」とする一方、ラッセルがポジションを守ろうとするのも当然だと指摘した。