鈴鹿サーキット、F1日本GPのチケット販売を無期限延期…仮設席は販売が中止に

鈴鹿サーキットパドック内写真copyright Formula1 Data

三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドは28日(火)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を巡る国内外の情勢を踏まえて、2020年10月9日(金)~11日(日)に開催が予定されている2020年シーズンのFIA-F1世界選手権ピレリ日本グランプリレースの観戦チケットの販売を延期すると発表した。

5月17日(日)に予定されていた各種チケットの発売は無期限の延期となり、更には「A1仮設席」「A2仮設席」「C席上段仮設席」「I仮設席」の各シートについては販売の中止が決定した。鈴鹿サーキットは新たなチケット販売開始日について、決定され次第公表するとしている。

F1は現在、ポール・リカール・サーキットでのフランスGPまでの開幕10戦が新型肺炎の影響で中止・延期されており、開催スケジュールの再編を強いられている。F1のチェイス・ケアリーCEOは先日、新たな開催計画の骨子を発表。それによれば、シーズン開幕は7月上旬のオーストリアを予定しており、まずは観客を締め出しての非公開イベントとしてグランプリを開催していくとしている。

鈴鹿サーキットは、新型コロナウイルスの感染拡大による政府からの緊急事態宣言を受け、4月10日(金)より全ての施設を臨時休業している。5月11日(月)の営業再開を予定しているものの延期される可能性もある。

チケット販売が延期された一方、10月のF1日本GPについて鈴鹿サーキットは「予定通りの開催に向けて準備を進めております」としている。

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