レッドブル・ホンダ、決勝前クラッシュでペレス欠場!肩を落とすクリスチャン・ホーナー代表…スタート時間は延期

2021年8月29日F1ベルギーGPのレコノサンスラップでクラッシュしたレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスcopyright FORMULA 1

決勝前のレコノサンスラップ中にクラッシュを喫したため、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが第12戦F1ベルギーGPを欠場する。

7番グリッドのメキシコ人ドライバーは、グリッドにつくためにピットからコースイン。ターン6でコントロールを失いバリアに吸い込まれていった。雨の影響で路面はもちろん、前方視界もかなり悪い状況だった。

RB16Bは右フロントサスペンションを破損。スタートまでの時間が限られていた事から、ペレスは雨のスパを欠場(DNS)する見通しだ。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「スタートできず非常に残念だ。現在の状況が非常にトリッキーである事の表れだ。彼は前が何も見えなかったと言っていた。クルマは彼の手を離れてしまった。本当に残念だ」と語った。

「マックス(ポールポジションのフェルスタッペン)のアプローチを変える事はないが、そうは言っても非常に厄介なコンディションだ。まさに何が起きても不思議ではない1日だ」

安全にレースをスタートできるかどうかが不透明であるため、レースコントロールはコンディション確認のためにセーフティーカー先導でフォーメーションラップを開始する。

また、当初日本時間8月29日(日)22時に予定されていたフォーメーションラップは25分延期で開始されたが、レース可能なコンディションではないとの判断からグリッドにつく前に赤旗中断となり、現時点(日本時間29日22時50分現在)ではスタートの見通しは立っていない。

スパの排水システムは優秀で、雨さえ止めば比較的短時間で走行可能なコンディションになる事が期待できるものの、FIAレースディレクターを務めるマイケル・マシは「雨脚はあまりに強すぎる」と述べており、更なる遅れが予想される。

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