ウィリアムズ、問題発生で走り込めず「まだ何も判断できない」とクビサ / F1テスト4日目
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ウィリアムズ・レーシングのロバート・クビサとジョージ・ラッセルが、2月21日(木)に行われたF1バルセロナ合同テスト4日目のセッションを振り返った。午前を担当したクビサは48周を走り込んで硬めのC2タイヤで14番手、午後を引き継いだラッセルは、中間コンパウンドのC3タイヤで13番手タイムを記録した。
昨夜ようやく全てのパーツが届いた事で、4日目の今日はFW42の完全な姿が初めてお目見えした。本来であれば2日半の遅れを出来る限り取り戻すべく、精力的にマイレージを稼ぎたいところであったが、午前のセッション終盤にマシントラブルが発生。午後の走行時間を大きくロスした。
ウィリアムズ:F1テスト4日目を終えて
ロバート・クビサ順位:14位 / 周回数:48周
このクルマで走るのは今日が初めてだったから、テスト4日目という感じとは言えず初日と言った方が正しい。今朝はエンジニアリング部門のテストを行いつつデータを集める事に集中し、出来るだけマイレージを稼ぐ事に専念した。12周ほどパフォーマンスランをしてみたけど、感触について話すにはまだ早すぎる。来週はもうちょいハッキリすると思うけど。
開幕オーストラリアGPまで時間がないから、ドライバー的にもマシン的にも、もっと走れれば良かったんだけど。チーム全員が自分の仕事に取り組んでいる。初戦に向けて出来る限り良い状態に持っていくために、僕は僕で自分の仕事に集中しなきゃね。
ジョージ・ラッセル順位:13位 / 周回数:17周
僕らにとって大事なのは走行を重ねてマシンの感触を掴む事なんだ。それによって自分たちの立ち位置や限界、次のテストに向けてやらなきゃならない作業を理解することが出来るからね。マシンにはシッカリした感触があるけど、まだそのポテンシャルを全て引き出すような段階まで到達出来ているわけじゃない。
チームの誰もが次に走れる火曜日を楽しみにしてるけど、まずはクルマを最善の状態に仕上げるための作業をこなす必要がある。キャッチアップしなきゃならない立場だから、トラブルなく周回を重ねられるように頑張るよ。
第一回目のテスト最終4日目をトップで締め括ったのは、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。セッション終盤に、それまでトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが手にしていた最速の座を奪い取った。最多周回はアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ。154周を走り込みレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーを抑えた。
第二回F1バルセロナ合同テストは2月26日(火)から3月1日(金)までの4日間に渡って、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。