無念リアム・ローソン、角田裕毅の事故がなければ「楽に突破できていたはず」僅差でQ2敗退

予選に向けてガレージで準備をするリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)、2024年10月26日(土) F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

10月26日のF1メキシコGP公式予選を12番手で終えたリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)は、角田裕毅のクラッシュに伴う赤旗がなければ、余裕を持ってQ3に進出できたはずとの考えを示した。

初日にトップ3をキープしたRB勢は、ミッドフィールド最上位候補として予選に乗り込んだものの、2台ともにQ3進出を逃した。

1回目のラップを終えて角田裕毅は8番手、ローソンは0.033秒差の9番手につけたが、最終ラップでは、角田裕毅がスタジアムセクション入口のターン12に向けたブレーキングで左フロントをロックさせてしまい、車体左側からバリアに衝突した。

セッション残り10秒で赤旗が振られたことで、ローソンやタイムを改善していたフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を含むフライングラップ中の全員がラップを中止しなければならなかった。

角田裕毅のクラッシュに伴う赤旗がなければQ2を突破できたと思うか?と問われたローソンは「そうだね、最初のセクターは上手くいって、約コンマ1秒を稼げていたから」と語った。

「正直、タイム的にかなりの接戦だった。今週末は終始、ペースを上げてこれていたし、ラップも上手くまとめられたと思うから、あの調子で走り切れれば楽に突破できたはずだ」

「フラストレーションが溜まるけど、しょうがない。後退してしまったから(レースに向けては)リスクを伴うことになる」

また、最後列からの逆転入賞を果たした前戦アメリカGPに触れて「今回に限らず、毎週末、オースティンと似たような状況になると思う」と語り、週末を通して改善できたと説明し、2戦連続でのポイント獲得に意欲を示した。

「僕がペースを掴めるよう、チームは本当に頑張ってくれているし、どのコースも僕にとっては初めての場所だ」

「今週末はプラクティスが3回あって良かったよ。じっくり時間をかけて取り組めたからね。今は良い感じに仕上がっていると思うし、明日に向けてはポイント獲得を狙える位置にいると思う」


2024年F1メキシコGP予選ではカルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。

決勝は日本時間10月27日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周4,304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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