インディ500初制覇の佐藤琢磨「勝ちました!世界最高のレースで勝ちました!」

インディ500を制した佐藤琢磨copyright Honda

2017年の第101回インディ500で歴史的快挙を達成した元F1ドライバーの佐藤琢磨がコメントを発表した。

ラスト50周の時点で琢磨は10番手、168周目のピットストップで5番手にポジションを上げた。172周目に4番手となったものの、その1周後には再び5番手に下がり、179周目に一挙に2台をオーバーテイク。その後は、インディ500の3度の王者エリオ・カストロネベスと、6周に渡って一騎打ちを繰り広げこれに打ち勝った。

インディ500優勝を果たした佐藤琢磨のコメント

「勝ちました! 世界最高のレースで勝ちました! 信じられないほどの感激です。チームには感謝してもしきれないほどです。ファンタスティックです。厳しいレースでした。そして、エリオ(カストロネベス)は本当にフェアに戦ってくれました。だからアウトサイドからパスを仕掛けることができました。すばらしいバトルになっていました。ファンの皆さんも楽しんでくれたと思います」

「12歳のころから、こういった大きなレースで勝つことを夢見てきました。これまで私をサポートしてきてくれた方々には感謝しても感謝しきれません。最後の3ラップを迎えるまで、だれが勝つか全く分からないレースになっていました。私とエリオとはサイドバイサイドで残り3ラップに突入しました。そこからは、もうアタックするしかなかったです。完全にアクセルを全開に保ったままの戦いです。それを成功させ、彼を突き放すことができました。最高のレースになりました」


日本は元より、アジア人として初めて世界三大レースの1つであるインディ500で優勝した佐藤琢磨。自らが掲げる”no attack, no chance”の信念の元、13台がリタイヤを喫した難しいレースで終始果敢にレースを戦った。琢磨は、ラスト3周で起こったインディ500で3度の優勝経験を持つカストロネベスとの壮絶なバトルを制し、日本モータースポーツ界の歴史に名を刻んだ。

詳細については、2017年インディ500決勝結果とダイジェストを御覧いただきたい。

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