僅か50周…マクラーレンのブレーキ問題は「簡単には解決しない」とノリス / F1バーレーンテスト《初日》

フロントタイヤ後方にエアロレイクを取り付けたマクラーレンMCL36をドライブするランド・ノリス、2022年3月10日F1バーレーンテスト初日Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

3月10日(木)のF1バーレーンテスト初日を終えたランド・ノリスは、マクラーレンMCL36が抱えたブレーキトラブルは「簡単には解決しない」と述べ、2日目以降も同様の問題に悩まされる可能性があると認めた。

バーレーンでのテスト初日はマクラーレンにとって、何もかもが上手くいかない失望の1日となった。ダニエル・リカルドは体調を崩して欠席。代わりにランド・ノリスがMCL36のステアリングを握ったものの、周回数は僅か50周に留まった。

チームとしては10チーム中、下から2番目に少ないマイレージだった。最下位はもちろん、貨物機遅延の影響で午前のセッション全てを失ったハースだ。ライバルチームの大部分はマクラーレンの2倍の距離を走り込んだ。

「全体的には望んでいたような1日にはならなかったと思う」とノリスは語った。

「今日はブレーキに問題が出てしまった。正確な原因は僕には分からないけど、温度とか色々ね。少なくともロングランはできなかった」

「今後数日で色んな事を試してみるつもりだけど、簡単には解決できそうにない」

どうやらテスト期間中に片付ける事が難しい種類のトラブルのようで、ノリスは「今夜から明日に向けて何か解明できればと思ってるけど、そんなに簡単に直るものじゃない」として、トラブルによる走行時間のロスを避ける事を最優先に、2日目以降は「色んな部分で妥協や工夫をするつもりだ」と続けた。

エグゼクティブ・ディレクターのアンドレア・ステラは「慌ただしい1日だった」とした上で「午前中の大半を費やしてブレーキの冷却構成を調査した。残りのテストと来週のグランプリに備えるために、ステップ・バイ・ステップで順序立てて調査を行った」と説明した。

体調不良のリカルドが2日目にコースに出るかどうかは現時点で明らかにされていない。

「もちろん良くなって欲しいと思ってるけど、彼はまだ調子が悪くて休んで寝てる。良くなったかどうかは明日を待たなきゃ」とノリスは語った。

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