アルファタウリ、母国イモラでAT03にアップグレード「性能を向上させなきゃならない」とガスリー
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スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーが、2022年FIA-F1世界選手権第4戦エミリア・ロマーニャGPに先立って抱負を語った。チームは母国レースに向けてAT03にアップグレードを投入する計画を立てている。
ヨーロッパラウンドの初戦は例年、チームがメジャーアップグレードを持ち込むレースとなるが、イモラでの週末はスプリントフォーマットが採用されるため新たな開発パーツの評価に割ける時間が限られており、フェラーリやメルセデス等の一部のチームは翌戦以降の導入を模索している。
AT03の性能向上が必要
ピエール・ガスリーエミリア・ロマーニャGPに向けて
オーストラリアGPは数日の滞在のために長旅を強いられたけど、再びポイントを獲得できたからその甲斐はあったと思う。週末の出だしは色々あったけど、最終的に良い形で締め括れて良かったよ。
純粋なスピードという点では間違いなく最初の2戦より劣っていたし、セーフティカーの直前にピットインしたことで5つポジションを落とす不運もあったけど、集中力を切らさず2ポイントを持ち帰って結果を残す事ができた。決して多いわけじゃないけど、できるだけポイント圏内でレースを終える事は重要だ。
まだやるべき事があるのは分かっているし、(アップグレードによって)パッケージにもっと多くのパフォーマンスをもたらさなきゃならない。今週末のイモラではそれを目指している。
トップ3チームが先行する中、マクラーレンとアルピーヌがかなり速く、僕らは予選11番手という結果だった。中団はかなり拮抗しているから、前に進むために過剰にパフォーマンスを引き上げる必要はない。
イモラで一歩前進できれば良いな。ファクトリーから近く、いつも以上に観客からの応援が多くて特別な雰囲気に包まれるから、チームの誰もが良い結果を出したいと思ってるんだ。
それはそれとして、独特なコーナーが多く、かなりの高速コーナーもあれば変則的なコーナーも幾つかあって、イモラは技術的にも興味深いコースだ。ここを走るのはいつだって楽しいし、特に2020年の予選では4番手と良い結果を残しているし、今週の日曜に今季のベストリザルトが残せれば最高だね。
コース幅が狭くオーバーテイクがかなり難しいから、土曜日のスプリントレースでポイントを狙っていくためには、まずは金曜の予選に集中する事が大切だ。
エミリア・ロマーニャGPの舞台となる1周4,909m、全21コーナーを有するイモラ・サーキットはラップタイムの約73%がエンジン全開区間で、コース幅が狭く、周りをグラベルが覆うオールドファッションなコースだ。
激しい降雨に見舞われた昨年のグランプリでは予選3番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が後続に21秒差を付け逆転優勝を飾った。
スプリントフォーマットが採用されるF1エミリア・ロマーニャGPは、日本時間4月22日(金)20時30分からのフリー走行1で幕を開ける。