ランス・ストロール、蛇行運転で週末2度目の罰則裁定…出場停止にまた一歩接近

アルファタウリのピエール・ガスリーに迫られるアストンマーチンのランス・ストロール、2022年4月10日F1オーストラリアGPCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

F1オーストラリアGPのスチュワードは、トラックポジションを守るために蛇行運転したとして、アストンマーチンのランス・ストロールに5秒ペナルティと1点のペナルティポイントを科す裁定を下した。

4月10日(日)のレース中、ストロールは後続のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)のオーバーテイクを防ぐために一旦右側へと移動した後、再びレーシングラインに戻ったが、再度右側に移動した。

これはディフェンスのために2回以上、方向転換する事を禁止するFIA国際競技規則第4章付属書Lの第2条bに違反する行為だ。ルール策定のきっかけとなったドライバーの名にちなんで、通称「フェルスタッペン・ルール」と呼ばれている。

スチュワードは映像証拠の検証を経て、ストロールに罰則裁定を言い渡した。累積点は8点に達した。12ヶ月間に12点に達した場合、1戦出場停止となる。

ストロールはこの裁定について「最終的なレース結果を変えるものではなかったとはいえ、5秒のペナルティにはフラストレーションを感じている」と悔しさをあらわにした。

「終盤に10位以内をキープする走りができたけど、ポイントを獲得するに十分なペースはなかった。レースの大半をハードタイヤで走った戦略は正しかったと思うけど、データを見直して更に何が学べるかを考えていきたい」

ストロールは前日の予選中にもニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)と接触劇を演じて3グリッド降格と合わせて2点のペナルティポイントを科されており、一つの週末に3点を加算した事になる。

F1オーストラリアGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了