契約発表済みのドゥーハン、F1デビュー前にシート喪失の危機か…アルピーヌの2025年ラインナップに変更の噂
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公式発表的に言えば、2025年のF1ドライバーラインナップはRBを除いて確定しているように見えるが、アルピーヌのF1エグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレが思わぬサプライズを引き起こすかもしれない。
ロードレース世界選手権の500ccクラスで5連覇を達成したミック・ドゥーハンを父に持つ21歳のオーストラリア人ドライバーは今年8月、ピエール・ガスリーのチームメイトとしてアルピーヌから2025年のF1にフル参戦することが発表された。
しかしながら、ドゥーハンとブリアトーレの各々の母国を含む複数の報道によると、アルピーヌはフランコ・コラピント(ウィリアムズ)の引き抜きを目論んでおり、ドゥーハンの夢は始まる前に終わりを迎える可能性があると伝えている。この計画変更を主導しているのはブリアトーレとの指摘もある。
ローガン・サージェントの後任として9月のイタリアGPでデビューした21歳のアルゼンチン人ドライバーは、以降の6戦で2度の入賞を果たし、アレックス・アルボンに迫るパフォーマンスを発揮してきた。
だが、ウィリアムズは2025年以降、アルボンとカルロス・サインツのラインナップを決定済みで、アカデミードライバーのコラピントにシートを獲得できる余地はない。
コラピントの走りはライバルチームの関心を引き寄せた。レッドブルが接触したことはよく知られるところだが、アルピーヌもコラピントに関心を示しているという。
チームにとってのコラピントの魅力は、コース上でのパフォーマンスに留まらない。
コラピントの起用を経てウィリアムズは、アルゼンチン・ブエノスアイレスに本社を置くEコマースとデジタル決済の大手メルカド・リブレと、アルゼンチンのIT大手グロバントとの契約を発表した。