360度映像で見るF1イタリアGPクラッシュ、フェルスタッペンのリアがハミルトンの頭部を直撃
Published:
F1第14戦イタリアGPでマックス・フェルスタッペンの右リアホイールがロールフープとヘイローの上を転がり、その後ルイス・ハミルトンの後頭部を直撃する衝撃的な様子を収めた360度映像が公開された。
両者はターン1でサイド・バイ・サイドとなり、ターン2に向けてフェルスタッペンがイン側の縁石に乗り上げた事でレッドブル・ホンダRB16Bのリアがせり上がり、7度のF1ワールドチャンピオンがドライブするメルセデスW12に覆い被さった。
技術的な理由からライブでは利用できないようだが、2018年以降、F1マシンのノーズには360度全方向を撮影可能なカメラが搭載されており、これまでにも何度か事後にF1のYouTubeチャンネルで公開されてきた。
今回はSNSのみで公開されており、視聴者が自由にアングルを移動させる事はできないものの、ポイントリーダー達が共にクルマを降りる事となったモンツァでの26周目の事故に関して、ハミルトンのヘルメットが損傷するに至った詳しいプロセスが映し出されている。
宙に舞い上がったRB16Bはまず、そのフロアがハミルトンのヘイローにぶつかり、右リアタイヤがエンジンカバーの上を転がりながら前方に移動。ロールフープから落ちた事でハミルトンの後頭部を直撃した。
ハミルトンはレース後、この衝撃で首を少し痛めたと明かし「ヘイローに感謝しなきゃね。あれが僕を救ってくれた」と語っていたが、まさにその言葉通りの事故であった事が360度映像から見て取れる。