フェルスタッペン「僕なら既に契約してる」来季ザウバーF1にボルトレートを推す、阻止しないとマクラーレン
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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ニコ・ヒュルケンベルグの2025年のチームメイトとして相応しいのはガブリエル・ボルトレートであるとして、ザウバーに契約を薦めた。
20歳のブラジル人ドライバーは、マクラーレンのドライバー育成プログラムの一員だが、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの両名は長期契約を結んでいるため、来年に向けてシートを獲得できる見込みはない。
2023年にFIA-F3選手権を制したボルトレートは、今年、FIA-F2選手権に昇格。最終2戦4レースを前に、レッドブル育成傘下のアイザック・ハジャーに4.5ポイント差をつけランキングをリードしており、来季に向けてシートが唯一空いているザウバーとの契約が噂されている。
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、ボルトレートの母国で開催されるF1サンパウロGPの初日を迎えたインテルラゴスで、現在、ザウバーと交渉中であると明かすとともに、「ガブリエルがF1でドライブする可能性を阻止するつもりはない」と語った。
その前日に、ボルトレートはF1シートに値すると思うか?と問われたフェルスタッペンは、ボルトレートはザウバーにとって最良の選択肢との見解を示した。
「もし僕がザウバーの立場なら、すでに彼と契約しているだろうね」とフェルスタッペンは語った。
「将来が期待できる若手ドライバーなら尚更だし、2026年には大規模なレギュレーション変更があるから、その前の1シーズンを通してチームに慣れ、失敗しながらも徐々にチームに溶け込み、クルマへの理解を深めるのが良いと思う」
「そうすれば、準備が整った状態で2026年シーズンをスタートできる」
ブラジルは、アイルトン・セナやネルソン・ピケ、エマーソン・フィッティパルディといったF1チャンピオンを輩出してきた国だが、フェリペ・マッサが引退したことで、2018年シーズン以降はフル参戦ドライバー不在の状況が続いている。
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)も、ボルトレートがF1に足る仕事をしていると同意した上で、2020年にF3タイトル、2021年にF2タイトルを獲得しながらも、F1シートを得るまでに1年間待たされた自身の経験に触れて、「彼にはそんな酷い思いを味わってほしくない」と付け加えた。
ザウバーは2025年に向けて、経験豊富なバルテリ・ボッタスとの契約を延長するか、あるいはボルトレートやフランコ・コラピント(ウィリアムズ)のような若手有望株に賭けるかを検討している。