2戦連続3回目…ガスリー、ブレーキトラブル再発に怒り爆発…供給元に確認へ
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鈴鹿でのF1日本GPに続き、ブレーキトラブルによって予選ラップを台無しにされたピエール・ガスリー(アルファタウリ)は「またかよ!糞ったれ!どうしてまだ直ってないんだ?ターン1も11も同じじゃないか!クソっ、2週連続だぞ」と無線を通して怒りを爆発させた。
F1アメリカGPの予選Q2、1回目の計測ラップでガスリーは、ターン1へのアプローチの際に激しいタイヤスモークを上げ、ラップタイムを残せないままにピットへと戻っていった。
崖っぷちに追い込まれたラストチャンスのラップでは、必死にステアリングを修正しながら何とかコーナーを駆け抜けていったものの、目標とするQ3には遠く及ばず13番手でノックアウトした。
ターン1もターン11も、いずれも激しいブレーキングが要求されるコーナーで、ガスリーによるとアルファタウリAT03は今年、カナダ、日本、そしてアメリカの3回に渡って同様の問題に見舞われている。
予選を終えたガスリーは頭を振りながら呆れたように「鈴鹿の時と同じトラブルで、ブレーキを踏むたびに毎回、フロントがロックしてしまうんだ」と説明した。
「この問題が出るのは今年3回目だ。苛立たしい。今週末はずっとトップ10に食い込めていたというのに、肝心のQ2でまとめ切れなかったんだからガッカリだよ」
ジル・ビルヌーブ・サーキットで問題が発生した際はウェットで、鈴鹿はドライだったもののブレーキへの入力が少なく、2つのケースについては熱が入らずにブレーキが機能しない理由は理解できる。ただ、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)はこの限りではない。
RaceFansによるとガスリーは、チームにブレーキを供給するカーボン・インダストリー社に相談して抜本的な対策に着手する必要性を訴えた。
「鈴鹿でも台無しにしてくれたし、今週末もツケを払う事になった。あらゆるチャンスを活かさなきゃならないシーズンだというのに。これは起きてはならない事だ」とガスリーは語る。
「僕らはクルマから100分1秒をひねり出そうと懸命に努力しているんだ。現場も、ファクトリーも、そして僕自身もね」
「それなのに、ここぞっていう時になると外部の問題に苦しめられるんだ」
「1度なら起こりうるだろうけど、2戦連続、今季3回目なんてあってはならないレベルだし、カーボン・インダストリーに確認して、何としても直さなきゃならない」
2022年F1アメリカGP予選ではカルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手には僚友シャルル・ルクレールが続いたが、エンジン交換ペナルティを受けるため、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最前列2番グリッドに並ぶ。
決勝レースは日本時間10月23日(日)28時にフォーメーションラップの開始を迎える。全20台は1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。