フェルスタッペン、フェラーリを分断して4番手「表彰台をかけて戦える」F1スペインGP《予選》
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第5戦スペインGP予選セッションを終えて「表彰台をかけて戦えるはず」と語り、決勝レースではフェラーリと互角に渡り合えるはずだとの考えを示した。
フェルスタッペンは11日土曜に行われたグリッド争いで、フェラーリの2台の間に割って入る4番手を確保。フロアにダメージを負っていたとは言え、開幕前テストでフィールドを席巻していたSF90を駆るシャルル・ルクレールを打ち破り、3番手セバスチャン・ベッテルに対して1000分の85秒と迫ってみせた。
予選を振り返ったクリスチャン・ホーナー代表は「ラストアタックの際に、ターン15の出口で挙動が乱れなければ、セブ(ベッテル)から3番手を奪えていた可能性がある」と語った。
確かに、フェラーリはレッドブルに対してストレートで大きなアドバンテージを保持しているものの、高速コーナーでのパフォーマンスは拮抗し、中低速では遅れを取っている。更に、ロングランでは1周あたり0.2秒程遅く、決勝ではレッドブルに利がある状況だ。
フェラーリを分断して4番手「表彰台をかけて戦える」
マックス・フェルスタッペン予選: 4位, FP3: 7位
今日の予選では最大限の結果を達成できたと思うし、フェラーリ勢の間に割って入って、セブ(ベッテル)に対してここまで接近できた事に本当に満足している。メルセデス、特にバルテリはあまりにも速かったけど、僕らはかなり挽回できてきているし、クルマのバランスは以前より若干改善している。
もちろん、もう少しタイムを削ってトップに近づきたかったけど、僕らのロングランペースは良かったし、大抵の場合レースになるともう少し競争力があるから、僕としては前向きな気持ちだ。メルセデスは速いけど、表彰台をかけて戦えると思う。
最前列を確保したのはメルセデスAMG。バルテリ・ボッタスがチームメイトに0.6秒もの大差を付けてポールポジションを獲得した。
2019年F1第5戦スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月12日(日)22時10分から行われ、1周4.655kmのカタロニア・サーキットを66周する事で勝敗を決する。