メルセデス:課題のリアを制御して最速も「予選では1000分の数秒差が明暗を分ける」とライバルを警戒
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メルセデスAMGペトロナスF1チームは、5月7日(金)に行われた2021 F1第4戦スペインGP初日2回目のプラクティスでルイス・ハミルトンがトップタイムを、バルテリ・ボッタスが2番手タイムを刻み1-2体制を築いた。
トリッキーなコンディションと路面故に、過去2戦に渡って顕在化することのなかったリアのオーバーヒートの問題が再発するかに思われたが、トラックサイド・エンジニアリング部門を率いるアンドリュー・ショブリンは「暑くなった午後のセッションでも上手く制御できていた」と述べ、前向きな姿勢を見せている。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | ハミルトン | メルセデス | 1:18.170 | 32 | |
2 | ボッタス | メルセデス | 1:18.309 | +0.139 | 31 |
3 | ルクレール | フェラーリ | 1:18.335 | +0.165 | 28 |
ライバルのレッドブル・ホンダは9-10番手と後方に沈んでいるが、ショブリンは「彼らのペースが我々に非常に近いという前提に立って仕事に取り組む必要がある」と述べ、2日目以降にカムバックしてくるのは間違いないとの認識を示した。
Mercedes:F1スペインGP初日
ルイス・ハミルトンFP2: 1位, FP1: 3位
良い形で週末をスタートできたと思う。僕らのバランスは前回のレースと似通った感じだ。
接戦の様相だけど、ペースはあるしクルマをしっかり理解できているし、バランス面に関してもどの方向に進むべきか分かってる。
色々と調整してみたけどセッションを通してクルマが改善したかどうかは良く分からない。でも間違いなく得るものはあったし、明日に向けてもっとセットアップを煮詰めていけるように今日のセッションを分析してみるつもりだ。
レッドブルだけじゃなく、マクラーレン、フェラーリ、アルピーヌの前進にはびっくりだ。プレッシャーが掛かるね。
バルデリ・ボッタスFP2: 2位, FP1: 1位
マシンのフィーリングは悪くないし、バランスにも大きな問題はないから、まずまずの1日だったと思う。
ライバルと拮抗しそうな感じだから、ソフトタイヤを履いた直後のラップから直ぐに機能させられるかどうかが鍵になるだろうね。
予選では1000分の1秒単位の違いが決定的な差に繋がりかねないから、今夜はいつものようにセットアップを煮詰めていくつもりだ。
フィールド全体が接近しているように見えるし、今日はフェラーリがかなり力強かったけど、僕らとしては自分たちのパフォーマンスに集中して、このパッケージから最大限の力を引き出す事が重要だ。
初日をトップで締め括ったのはポイントリーダーのルイス・ハミルトン。2番手にはバルテリ・ボッタスが続きメルセデスが1-2体制を築いた。3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)という結果となった。
2021 F1スペイングランプリ3回目のフリー走行は日本時間5月8日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってカタロニア・サーキットで開催される。