初戦で多くを学んだシューマッハ、渋滞下でのF1マシンのダウンフォース量の変化に驚き「20%に急落する感じだった」

ハースのミック・シューマッハとジャン・トッドFIA会長、2021年F1バーレーンGP決勝当日にてCourtesy Of Haas

ハースF1チームのミック・シューマッハはデビュー戦となった開幕バーレーンGPで、トラフィックの中でのF1マシンが如何に多くのダウンフォースを失うのかについて驚いたという。

直下のFIA-F2選手権を制し、満を持して最高峰クラスに挑んだシューマッハは、予選で僚友ニキータ・マゼピンにコンマ8秒差を付け、レースではチームメイトが1周目にクラッシュを喫してリタイヤする一方で16位完走を果たした。

第2戦エミリア・ロマーニャGPを前にバーレーンの週末を振り返ったシューマッハは、見聞きする事と実際に経験する事は大きく異なるものであり「概してたくさんの新しい事を学んだ」とした上で、混雑する状況下でF1マシンのハンドリングを経験できた事が大きな収穫になったとの考えを示した。

「一番の新発見はタイヤについての事かもしれない。あとはスタート時にどれだけダウンフォースが失われるのかという事もそうだね。100%のダウンフォースが、コーナーを曲がった瞬間に20%になるような感じだった」とシューマッハ。

「イモラに向かう前に、たくさんの事を学び、様々な点を見直す事ができた。多くを学んだおかげで精神的に楽になったけど、週末があっという間に終わってしまった事にも驚いた」

「レースを終えては、いつものように何度かチームミーティングを行い、イモラに向けて学んだ事を整理した。フィジカル的にも回復しているしフィットネス面での準備にも取り組んでいる。今はイモラに向けて100%集中している」

シューマッハはF4やF3といったジュニア時代に、何度かイモラでレースをしたりテストに取り組んでいるが、コースサイドを5羽の孔雀が歩いている姿を目にした事もあるそうで、イモラについては「良い思い出しかない」と語った。

Courtesy Of Haas

2021年3月28日のF1バーレーン決勝レースのオープニングでクラッシュするハースのニキータ・マゼピン

バーレーンでのハース勢は、1台がフィニッシュラインを駆け抜けたものの、これは完走した中での最下位であり、もう1台はオープニングラップのターン3で早々に姿を消した。選手権争いという点ではお世辞にも褒められた結果ではないが、チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは2人ともが良い仕事をしたと評価する。

「チームとクルマのパフォーマンスがどうなるかについては分かっていた事であり、少なくとも結果に対しては多くを期待していなかった」とギュンター・シュタイナー代表は語った。

「2人のドライバーは週末を通して良い仕事をしてくれたと思う。無論、ニキータはレースでスピンを喫してマシンにダメージを与えたし、ミックも一度スピンしているが、彼らにとっては週末全体が学習段階だったのだ」

「我々は可能な限り多くの周回を走り、多くの事に取り組まねばならないが、これは23戦ある中での週末1回の出来事だ。更に改善し、もっと多くの周回数をこなす努力をして、学び続ける事。それが我々のミッションだ」

「私としては、ドライバー達が快適に過ごせるよう気を配るだけで、彼らを細かく管理しようとは思わない。彼らはエンジニアと日々仕事に取り組む必要があるのであって、私と共に仕事をする必要はないのだ」

「ただそうは言っても最初のうちは、何が起きているのかを把握し、どこに介入すべきかを考える。私自身が仕事をするわけではない。私より仕事のやり方を熟知している優秀な人材がいるわけだからね」

「私は何が起きているかを観察するだけだ。そして何か問題があれば、それが何なのかを聞いて、自身が介入する必要があるのかどうかを判断する」

F1エミリア・ロマーニャGPは日本時間4月16日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1エミリア・ロマーニャGP特集

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