F1ロシアGP:パワーユニット投入状況…ホンダ勢3台のエンジンが上限の3基目に到達
Published: Updated:
国際自動車連盟(FIA)の正式発表を元に、2020シーズンの後半戦開始を告げるF1第10戦ロシアGPフリー走行1開始時点(25日現地午前11時)における各ドライバー(マシン)毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。
ホンダF1は年間のパワーユニット(PU)運用計画に基づき、アレックス・アルボン以外の3台に今季3基目となる新たなICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-K、MGU-Hを投入した。これは前戦ムジェロでのフェルスタッペンのPUトラブルに関連するものではなく、あくまでもスケジュール通りの交換だという。
年間上限目一杯となる3基目のエンジンを投入したのはマックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、ダニール・クビアトのホンダ勢だけではない。レーシング・ポイントF1チームのランス・ストロールもまた、同じ4種類のPUコンポーネントを一新した。
また、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは3基目のMGU-Kを、そしてスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2基目のCEの封を切った。
いずれもレギュレーションで許可された範囲内での交換であるため、現時点では以上の6台に罰則が科される事はない。しかしながら、フェルスタッペン、ガスリー、クビアトの3台はグリッドに着く全20台の中で唯一、全てのコンポーネントが上限値に達したため、今後何か1つでも新規に交換することがあればグリッド降格が科される。
V6ハイブリッド・ターボ導入7年目の今年は、年間最大3基のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kと、最大2基のES及びCEをペナルティなしに使用する事ができるが、チャンピオンシップの開催レース数が14以下、更には11以下に下がる毎に、使用基数が削減される仕組みとなっている。
現時点ではヤス・マリーナ・サーキットでのアブダビGPまでの全17戦の開催が計画されている。
F1ロシアGP:パワーユニット投入状況
Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 2 | 2 | 3 | 1 | 1 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | |
2 | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | |
3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | |
2 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | |
3 | 3 | 3 | 3 | 1 | 1 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | |
3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | |
3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | |
3 | 3 | 3 | 3 | 1 | 1 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | |
2 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | |
3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | |
3 | 3 | 3 | 2 | 1 | 1 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |