リカルドとノリス、史上最強のマクラーレン・ホンダMP4/4を含む3台のアイルトン・セナ車をドライブ
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ダニエル・リカルドとランド・ノリスは、2021年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)で、赤白のマールボロカラーが印象的なアイルトン・セナを象徴する3台のマクラーレン・ホンダF1マシンをドライブする。
クラシックカーから最新F1マシンまで600台以上の自動車やオートバイが展示されるほか、ヒルクライムレースなどが行われる世界最大級のモータースポーツの祭典FoSは今年、7月8日から11日に英国ウェスト・サセックスのグッドウッドで開催される。
シルバーストンでの第10戦イギリスGPの1週間前という事で、今年はレッドブル・ホンダ、マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、ウィリアムズの5チームが参加を決めているが、英国ウォーキングのチームはレギュラードライバー2名をイベントに送り込む。
リカルドとノリスがドライブするのは、全16戦中15勝という史上最強とも言える圧倒的なパフォーマンスを発揮し、アイルトン・セナに初のタイトルをもたらした1988年のマクラーレン・ホンダMP4/4、ダブルタイトル2連覇を果たした1989年のMP4/5、そしてホンダとセナにとって最後の戴冠となった1991年のMP4/6の3台だ。
統計的観点で言えば、マクラーレン・ホンダMP4/4は史上最強のF1マシンと言える。
ホンダのV6に合わせてチーフデザイナーのスティーブ・ニコルズとテクニカルディレクターのゴードン・マレーが手掛けたシャシーはアラン・プロストに7勝、アイルトン・セナに8勝を授け、1988年シーズンの全16戦中15戦でライバル達を下した。その勝率は93.8%に及ぶ。
唯一勝利を飾れなかったイタリアGPではプロストがエンジントラブルに見舞われ、セナが周回遅れのジャン=ルイ・シュレッサーと接触。フェラーリに1勝を奪われる事となった。
V12としてはF1史上唯一のチャンピオンエンジンであるホンダRA121Eのサウンドもさる事ながら、ハイテクを駆使したマクラーレンMCL35MからMP4へと乗り換えた時、2人がどのようなドライブを見せてくれるのかにも注目が集まる。