レッドブル・ホンダF1、2020年型の新車「RB16」を英シルバーストンで発表…”開幕ダッシュ”に期待感
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レッドブル・ホンダの2020年型F1マシン「RB16」は、2月12日(水)に英国シルバーストン・サーキットで発表されるようだ。モータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコが示唆した。
ヘルムート・マルコは新車RB16についてこの程、Motorsport Magazinとのインタビューの中で「2月12日にシルバーストンでのローンチを計画しているが、当然の事ながら、これに先立ってエンジンをテストベンチで稼働させる」と述べた。
現時点でチーム側の公式発表はないものの、ヘルムート・マルコの発言を素直に受け止めれば、ホンダの新型エンジンを搭載した新たなマシンは、マックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンによって2月12日にワールドプレミアを迎えるものと推測される。
レッドブル・ホンダは昨年、表向きにプロモーション目的を謳ったフィルミングデーとして、シルバーストンでRB15のシェイクダウンを実施している。伝統のカモフラ柄に包まれたマシンにはフェルスタッペンが乗り込み、ノートラブルでトータル38周を走行した。
© Getty Images / Red Bull Content Pool、シルバーストン・サーキットでシェイクダウンを行うRB15
RB16がお披露目される同じ日には、一昨年までレッドブル・レーシングとタッグを組んでいたルノーが、新車「R.S.20」をフランス・パリにて発表する予定となっている。また、シルバーストンでは、メルセデスが14日(金)にW11のシェイクダウンを行う。
新シーズンに向けたマシン開発の進捗についてヘルムート・マルコは「準備は非常に上手くいっている。前年と比較して、スケジュールは前倒しで進んでいる。これまでの我々の弱点の1つは、シーズン開幕前までに時間を無駄にしていたことだが、その点は改善されたと考えている」と述べ、開幕オーストラリアGPからのスタートダッシュに楽観的な姿勢を示した。
レッドブル・ホンダの新車発表日時がほぼ確定したことで、新しいマシンの公開日時を明らかにしていないのはウィリアムズ・レーシングのみとなった。