フェルスタッペン、水漏れで走行失うも速さに自信…予選での打倒フェラーリを宣言 / F1モナコGP《初日》
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、モナコGP初日午前のセッションでトップから1000分の59秒差の2番手タイムを刻んだものの、午後のFP2では不運なアクシデントに見舞われ、走行時間を大きく失った。
セッション開始後に10周を走ったところで、コース上に落ちていたデブリがエアボックス内に混入。その結果ラジエーターが破損し、冷却水が漏れ出るトラブルが発生した。
ガレージ内での修復作業を終えてコースに復帰したのはチェッカー20分前。殆どのクルマがロングランを行っていたためトラフィックが酷く、ロングランはおろか、真っ当に予選シミュレーションすら行えず、僚友ピエール・ガスリーから1000分の57秒遅れの6番手でクルマを降りた。
前戦スペインGP後と、初日前日のプレスカンファレンスでフェルスタッペンが口にしていた通り、グランプリ初日はメルセデスが他を寄せ付けない異次元の速さを披露。3番手以下にコンマ8秒近い大差を付けて、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが最速ラップを競い合う事となった。
予期せぬトラブルのために初日の半分弱を失ったにも関わらず、セッションを振り返ったフェルスタッペンは「予選では3番手を狙える」と語り、打倒フェラーリを目標に掲げた。
モナコGP予選での打倒フェラーリを宣言
マックス・フェルスタッペンFP1: 2位, FP2: 6位
マシンバランスにはかなり満足だし、まずまずな一日だったよ。FP2で皆が2セット目のタイヤに履き替えて走行し始めた時に、デブリがエアボックスに飛び込んでしまい、ラジエーターの1つが壊れてしまったんだ。そのせいで水漏れが起きてしまい、修復のために走行時間が失われてしまった。でも全体的には問題なかったし、ペースもかなり良い。
自信を持ってクルマを走らせるだけの距離は走り込めたし、両方のセッションで全然違うセットアップも試せたし、現時点では満足できる手応えを感じてる。メルセデスは相変わらず凄い速さだし、彼らとポールポジション争いができるとは思わないけど、2番手と3番手は大きく開いているから、予選ではその間に割って入れるはずだ。
初日をトップで締め括ったのはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にはバルテリ・ボッタスが続き、6戦連続1-2フィニッシュに向けて盤石な仕上がりをみせた。
F1モナコグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間5月25日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってモンテカルロ市街地コースで開催される。