王者メルセデスがまさかの7番手…オーバーヒートに見舞われエンジンをセーブ

エルマノス・ロドリゲス・サーキットのスタジアムセクションを走るメルセデスAMGのルイス・ハミルトン、F1メキシコGP初日 2018年10月26日Courtesy Of Mercedes

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが、現地10月26(金)に行われたF1第19戦メキシコGP初日プラクティスを振り返った。ハミルトンは午前のFP1で5番手、午後のFP2で7番手に終わり、ボッタスもFP1で6番手、FP2で9番手と大きく出遅れた。

テクニカルチーフを務めるジェームス・アリソンは、セッション中にパワーユニットがオーバーヒートしていたため、予防措置として出力を下げ走行していた事を明らかにした。シルバーアローにとっては幸いなことに、明日以降は初日よりも若干気温が低下する見通しとなっている。

オーバーヒートに見舞われエンジン出力をセーブ

ルイス・ハミルトンFP1: 5位, FP2: 7位

クルマに関しては、コース上で良い動きをする場所もあれば、そうじゃない場所もあるような感じだった。原因は一つじゃなく複合的なものだと思う。広範に渡って改善できる部分があるね。路面温度が高くてタイヤのグレイニングが本当に酷かったけど、これは僕らに限ったことじゃなく皆そうだったはずだ。

ここは標高が高いから一番大きなウイングを使っていたんだけど、それでもストレートでのスピードは十分速かった。でもタイヤのグリップについてはハイパーソフトを履いていても十分ではなく、コーナーで苦労していた。挽回するために集中しなきゃね。これからミーティングをして詳細を分析して改善のための答えを探るつもりだ。現時点では、レッドブルは僕らの手の届かない場所にいるね。フェラーリとはどっこいどっこいって感じだけど。

バルデリ・ボッタスFP1: 6位, FP2: 9位

かなり難しい一日だったよ。いずれのセッションでもペースに苦戦してて、ライバルの皆と同じ様に僕らもタイヤの保ちに苦しんでいた。どっちのコンパウンドも使い始めて直ぐにグレイニングが出てしまうし、グリップも全体的に不足してるから、あっちこっちで滑っちゃって摩耗しちゃうんだ。

どうしてペースが不足してるのか正確な理由が分からないから、あらゆる角度から分析して答えを見つけなきゃならない。やるべき仕事は山積みって感じだし、現時点では若干困惑してるけど、今夜中に解決できるって信じてるし、明日にはカムバック出来るはずだよ。


初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン。2番手にはダニエル・リカルドが続き、レッドブル・レーシングが後続を1秒以上も引き離す異次元の速さを見せた。3番手にはルノー・スポールのカルロス・サインツが続いた。

F1メキシコグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間10月27(土)24時から25時まで、公式予選は同27時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。

F1メキシコGP特集

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