ペレス後任を巡る角田裕毅の「おかしい発言」に答えるヘルムート・マルコ
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セルジオ・ペレスの後任候補を巡り、角田裕毅(RBフォーミュラ1)が「それはおかしい」と発言したことについてレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコが答えた。
マルコによると、コンストラクターズ選手権争いでレッドブルに貢献できていないペレスの去就はベルギーGP後のサマーブレイク中に検討されるが、パドックでは既に後任ドライバーに大きな注目が集まっており、角田裕毅とダニエル・リカルドに加え、リザーブ・ドライバーのリアム・ローソンの名前が取り沙汰されている。
自身より経験と実績が乏しいローソンがレッドブルに選ばれた場合についての見解を問われた角田裕毅は「もし彼らがリアムを選ぶなら、それはおかしいでしょうね」と答え、自身の方がマックス・フェルスタッペンのチームメイトに相応しいと主張した。
英AUTOSPORTによると、角田裕毅の先の発言について問われたマルコは「まずはどのような決定が下されるのかを待つべきだ」と指摘し、3名の候補の中で誰が有力か?との質問に対しては「良い質問だ。素晴らしい答えを用意しよう。全てがオープンだ」と返した。
なお、ペレスの去就並びに来季のRBドライバーの決定を目的とする今夏の首脳会談には、RBのローラン・メキーズ代表とピーター・バイエルCEOも参加する予定だが、RB側に決定権はない。
独Motorsport-Totalによるとバイエルは「それは私が決めることではない。ヘルムート(マルコ)とクリスチャン(ホーナー)次第だ」と説明した。
レッドブルの共同創業者、ディートリッヒ・マテシッツの生前にはマルコが絶対的な決定権を握っていた。RBリブランド後の意思決定者はこれまで明確にされていなかった。