想像を遥かに超えた結末「鈴鹿でホンダと共に達成できて一層特別!」とレッドブル、フェルスタッペン連覇
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鈴鹿F1日本GPでのマックス・フェルスタッペンのチャンピオン獲得劇についてレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「想像を遥かに超える」ものであり、ホンダのお膝元で共に成し遂げた事で「より一層、特別なものになった」と語った。
鈴鹿での戴冠はポール・トゥ・ウインを果たしたフェルスタッペンに続く2位表彰台に、僚友セルジオ・ペレスが上がった事で実現した。チェッカーまであと数百メートルのところでシャルル・ルクレール(フェラーリ)がミスを冒さなければタイトルはアメリカGP以降に持ち越しだった。
レース後のペナルティ裁定を経て確定した1-2フィニッシュと、ポイント配分のルール解釈を巡る混乱を経てホーナーは「とんでもないレースだった! チェッカーが近づく中、フルポイントを獲得できるとは思ってなかったが、まさかこういう結末とは。想像を遥かに超えるフィニッシュだった」と振り返った。
「シーズンを通してマックスは本当に支配的な強さを誇っていたが、今日のドライビングは別次元のようだった」
「後続に27秒近い差をつけてフィニッシュしてみせた。途方もない努力の結果だし、完璧にこなし続けてきた今シーズンの彼を集約するものだと言える」
「チームとしては今季14勝目だ。これは我々にとってのレコードだ。彼とチームが全てのレースで如何に、次のレベルに引き上げてきたかを示すものだ」
「彼、チーム、現場とミルトンキーンズで行われてきた懸命の取り組み、そしてこれを実現させるために協力してくれた全てのパートナーを心から誇らしく思うと共に、感謝の気持ちでいっぱいだ」
「ただでさえ本当に特別なことだが、それをここ日本でホンダと共に達成することができた事で、チャンピオンシップの獲得はより一層、特別なものになった」
「チェコ(ペレス)も素晴らしい走りを見せて同じ様に印象的なシーズンを送っている。彼のチャンピオンシップ2位を維持するために、我々も懸命に取り組んでいく」
「そしてまた、8年ぶりのコンストラクター・チャンピオンシップ獲得のためにハードワークを続けていく。またシーズンは終わってはいない。オースティンでのレースが楽しみだ」
10月9日(日)に鈴鹿サーキットで行われた2022年F1第18戦日本グランプリレースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季12勝目と共に自身2度目のチャンピオン獲得を成し遂げた。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台とする次戦アメリカGPは10月22日のフリー走行1で幕を開ける。レッドブル・レーシングはコンストラクターズ選手権制覇を懸けて臨むことになる。