フェルスタッペン「モンツァではよくあることだけど」ウイングレベルで葛藤…F1イタリア初日5番手
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9月1日(金)のF1第15戦イタリアGP初日プラクティスを5番手で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ウイングレベルの選択を決めかねていると説明した。
FP1ではハードタイヤでトップタイムを刻んだものの、FP2では第2セクターでグリッドの半数近いクルマのトラフィックに見舞われ、ソフトでの予選シムは5番手に留まった。
不完全燃焼の計測ラップを経て、もう一度アタックしたいと懇願するも、レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは許可せず、カルロス・サインツ(フェラーリ)がタイムシートのトップに立った。
ヘルメットを脱いだフェルスタッペンは「今日はもう少し良い形で締め括る事ができたかもしれない。低速から高速まで、まだまだ微調整が必要な状況だけど、上手くまとめられる自信はある」と振り返った。
「今日は幾つかのウイングレベルを試してみたんだけど、どの方向でいくのかについてはまだ分析が必要だ。まぁモンツァではよくあることだけどね」
「FP2に関してはプログラムが少し中断してしまったから、幾つかの項目については読み取るのが大変だった」
「ショートランではセクター2で少し前を塞がれる事になったし、ロングランではあまり周回を重ねられなかったから、あまり得られるものがなかったんだけど、それはみんなも一緒だ」
モンツァではダウンフォースを削るのが基本だが、減らし過ぎると制動距離は長くなり、またブレーキング時の車体が不安定になるためコーナーへの進入でタイムをロスする事になる。
代替タイヤ配分方式(ATA)の影響で2日目以降の展開を予想するのはいつも以上に難しい。通常よりタイヤが2セットが少ないため、チーム毎のプラクティスの過ごし方がよりバラバラであるためだ。
フェルスタッペンは「今の段階では予選で全車がエンジンの出力を上げた時にどうなるかを待つしかない。僕らはもっと良い仕事ができると思っているけど、それでも今日の出来に関しては世界の終わりというわけでもない」と付け加えた。
2023年F1イタリアGPの初日FP2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)を1000分の19秒差で退けた。3番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。
3回目のフリー走行は日本時間9月2日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。