インディカー合同テスト総合結果:佐藤琢磨13番手、ルーキー勢が驚きの大活躍
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2日間に渡って行われたNTTインディカー・シリーズ「COTA Open Test」が13日(水)に閉幕。F1アメリカGPの舞台としても知られるサーキット・オブ・ジ・アメリカズを25台のマシンが駆け抜けた。インディカーがCOTAを走行するのは今回が初。
数多くのベテランが参加した中で総合トップを記録したのは、ルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・レーシング)。初日最速に記録した1分46秒6258が破られる事はなく、アレキサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)を抑えてタイムシート最上部に名を刻んだ。
インディカー参戦10年目を迎える佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、2日目午前のセッション3で27周を走り1分49秒2373の25番手。午後のセッション4では1.5秒近くタイムを上げて36周を走り込み12番手。2日間の総合で13番手を記録した。
ルーキー勢が大暴れした今回のテストでは、総合トップ10にコルトン・ハータを含めて3人の新人ドライバーが名を連ねた。各方面から実力を評価されるフェリックス・ローゼンクビスト(チップガナッシ)が6番手、昨年FIA-F2選手権で文字通り”大暴れ”してトライデントを解雇されたサンティノ・フェルッチ(デイルコイン)が10番手につけた。
今季よりインディカーへと転向したマーカス・エリクソン(シュミット・ピーターソン)は初日11番手、総合14番手でテストを終えた。なお、エリクソンのベストタイムとなった1分47秒7958は、ザウバーF1に在籍していた昨年のアメリカGP予選で自身がマークしたものより、12秒2598遅いタイムであった。
2019年のインディカーシリーズは、3月10日にフロリダ州セント・ピーターズバーグで開催されるファイアストンGPで幕を開ける。今年もCS放送のGAORA SPORTSが全17レースを生中継を中心に放映する。
インディカー合同テスト総合順位結果
Pos. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|
1 | コルトン・ハータ | Harding Racing | 1:46.626 |
2 | アレキサンダー・ロッシ | Andretti | 1:46.854 |
3 | ウィル・パワー | Team Penske | 1:47.104 |
4 | ライアン・ハンター=レイ | Andretti | 1:47.176 |
5 | シモン・パジェノー | Team Penske | 1:47.212 |
6 | フェリックス・ローゼンクビスト | Chip Ganassi | 1:47.294 |
7 | グラハム・レイホール | Rahal | 1:47.366 |
8 | スコット・ディクソン | Chip Ganassi | 1:47.368 |
9 | ジェームズ・ヒンチクリフ | Schmidt Peterson | 1:47.538 |
10 | サンティノ・フェルッチ | Dale Coyne | 1:47.597 |
11 | ジョセフ・ニューガーデン | Team Penske | 1:47.663 |
12 | エリオ・カストロネベス | Team Penske | 1:47.695 |
13 | 佐藤琢磨 | Rahal | 1:47.718 |
14 | マーカス・エリクソン | Schmidt Peterson | 1:47.796 |
15 | ジャック・ハーベイ | Schmidt Peterson | 1:47.889 |
16 | RC・エネルソン | Carlin | 1:47.909 |
17 | マルコ・アンドレッティ | Andretti | 1:47.999 |
18 | セバスチャン・ブルデー | Dale Coyne | 1:48.017 |
19 | マテウス・レイスト | AJ Foyt | 1:48.149 |
20 | ザック・ビーチ | Andretti | 1:48.189 |
21 | エド・ジョーンズ | Ed Carpenter | 1:48.196 |
22 | マックス・チルトン | Carlin | 1:48.364 |
23 | スペンサー・ピゴット | Ed Carpenter | 1:48.399 |
24 | トニー・カナーン | AJ Foyt | 1:48.555 |
25 | カイル・カイザー | Juncos Racing | 1:48.850 |