クビサ更迭が噂されるウィリアムズF1、カナダとフランスのFP1でニコラス・ラティフィを起用
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ウィリアムズは2019年第二回インシーズンテスト初日にニコラス・ラティフィを起用。今季FIA-F2選手権のチャンピオンリーダーは、タイム的にはトップから5.519秒遅れの13番手最下位に終わるも、この日の最多周回となる133周を走り込み、開発競争で大きく遅れるグローブのチームに貴重なデータを大量にもたらした。
シニア・レースエンジニアを務めるデイブ・ロブソンは、大量マイレージが稼げた事に満足感を示すと共に、ラティフィが第7戦カナダGPと第8戦フランスGPの週末に、フリー走行を担当する事を明かした。
「ニコラスは先日のバーレーンで行われたF2で非常に強いリザルトを残し、今日は一日を通して本当に良く走り込んでくれた。おかげで、計画していたほぼすべてのテストを完了することができた。133周を通して一連のテストプログラムを行い、何点かの新しいパーツを評価し、モナコへの準備をスタートさせた」
「今日は主に、レース週末時のオプションタイヤであったC2コンパウンドを使用した。ニコラスには、カナダとフランスでFP1を担当してもらう予定だが、明日はこれに先立ってテストプログラムを継続し、そのための準備を完了させるべく、より多様なタイヤコンパウンドを使用するつもりだ」
ウィリアムズは今季、ジョージ・ラッセルのチームメイトとしてロバート・クビサを起用しているが、ベテランのポーランド人ドライバーは21歳の英国人レーサーに遅れを取っており、不穏な噂が流れ始めている。
先日、カナダ紙Le Journal de Montrealは、ロバート・クビサがシーズン中に更迭される可能性を報じ、その後任としてテスト兼開発ドライバーを務めているニコラス・ラティフィの名を上げた。真偽の程は不明だが、ラティフィのFP1起用の決定が、噂に拍車をかける事は疑いない。
「最多ラップを稼ぐことが出来たし生産的な一日だった」とラティフィ。「何度か赤旗による中断があったけど、セッションはスムーズに進み、プログラムを完了することができた。今日はFW42に慣れ親しむ事が出来たし、FP1での出走が予定されている僕にとっては、自分に何ができるかを理解するために重要だった。明日またクルマに乗れるのを楽しみにしている」
8時間のセッションでは2度の赤旗が発生。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーとアルファロメオのカラム・アイロットが、早々にテストを切り上げた。この日のトップタイムはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。C5コンパウンドで1分15秒511を刻んだ。