平川亮、F1アブダビGPでFP1デビューへ!マクラーレンMCL38をドライブ

マクラーレンのF1リザーブ・ドライバーに就任した平川亮、2023年9月Courtesy Of McLaren

広島県呉市出身のレーシングドライバー、平川亮が、マクラーレンから2024年のF1アブダビGPのフリー走行1回目(FP1)に参加することが発表された。週末公式セッションへの参加はキャリア初となる。

平川亮は、12月6日(金)日本時間18時30分よりヤス・マリーナ・サーキットで行われる60分間のプラクティスで、オスカー・ピアストリに代わってMCL38をドライブする予定だ。

平川亮はSNSを通して「ありがとうございます!ついにF1公式セッションでの走行が今週金曜日に叶います!頑張ってきます」とファンに意気込みを語った。

F1競技規則はチームに対し、グランプリ参戦経験が2戦以下のルーキーを年に最低2回のFP1で起用することを義務付けている。マクラーレンはメキシコGPでパトリシオ・オワードを起用しており、アブダビでこの要件を消化することになる。

平川亮は、2023年9月にリザーブドライバーとしてマクラーレンに加わり、以降、マクラーレン・テクノロジー・センターでシミュレーター作業に取り組み開発を支えるとともに、MCL35MやMCL36と言った旧車プログラムを通してテストを重ねてきた。

シングルシーターだけでなく耐久レースでの経験も豊富で、TOYOTA GAZOO Racingの一員として2022年のル・マン24時間レースで優勝し、さらに2022年と2023年の世界耐久選手権(WEC)ではタイトルを獲得した。

また、2017年にはスーパーGT GT500クラスでチャンピオンに輝き、2020年にはスーパーフォーミュラで準優勝を果たした実績を持つ。

アブダビGP後の12月10日(火)に開催されるヤングドライバーテストには、平川亮と同じくチームのリザーブ・ドライバーを務めるオワードが参加する。

25歳のメキシコ人ドライバーは、マクラーレンのインディカーチームの一員として過去5シーズンで3勝、2度の表彰台、インディ500での2位という輝かしい成績を残しており、その傍ら、これまでに3回のFP1出走を含めてF1での経験を積み重ねてきた。

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