マクラーレン、褒める部分見当たらず「こんな週末は金輪際ゴメンだね」とアロンソ / Mclaren

F1フランスGP決勝レースを走るマクラーレンMCL33copyright Mclaren

24日(日)のF1フランスGPは、フェルナンド・アロンソにとって忘れ去りたいレースとなってしまった。惨憺たる予選を終えて16番グリッドから巻き返しを図ったものの、1周目のクラッシュ祭りによってコース上に飛散したデブリの餌食となり予定外のピットイン。開始早々にグリッド最後尾へと転落した。

その後は、スティントを大幅に引っ張った事でタイヤマネジメントに専念せざるを得ず、苦しいレース展開に。結局最終周に左リアサスペンションが破損し今季3度目のリタイヤと終わった。

マクラーレンのもう一人のドライバー、ストフェル・バンドーンは、17番グリッドからスタートし12位でチェッカーフラッグを受けたものの「かなりの運がなければ入賞は不可能だった」と述べ、マシンのペース不足を嘆いた。

チーム代表を務めるエリック・ブーリエは、ドライバーの努力は別として「ポジティブな部分を探すのは難しい」と語り、褒める部分見当たらないと失望をあらわにした。

マクラーレン:F1フランスGP決勝を終えて

フェルナンド・アロンソ決勝: リタイヤ, グリッド: 16位

僕のレースは劣勢から始まる事になった。オープニングラップでアクシデントを何度も避けた事でポジションを失ってしまったからね。前の連中の多くはショートカットしてたけど、僕はコースに留まったから最後尾になってしまった。

セーフティカーがいなくなった後も変わらず最後尾で、ブレーキがオーバーヒートするトラブルもあった。その後は、ほぼレースの最後までトラフィックの中だったし、ずっと同じタイヤセットで走り続けた。そして最後はサスペンションのトラブルでリタイアだ。

こんな週末は金輪際ゴメンだね。次のシュピールベルクとその次のシルバーストンではもっと良いパフォーマンスを見せたい。今週は競争力がなかったけど、今後数カ月の間に色々新しいアップデートがある事は分かってるからまだ楽観的さ。

ストフェル・バンドーン決勝: 12位, グリッド: 17位

かなりの運がなければ、今日僕らがポイント圏内でフィニッシュするのは無理だったと思うよ。ライバルチームにトラブルでもなければポイント獲得が難しい事は予想してたし、実際その通りになった。

予選があった昨日よりもペースが良かったのは間違いね。土曜日にもっと良い走りをして上のグリッドが得られれば、決勝でもっと上を目指せる。僕のレースはまずまずだったよ。レース終盤にエリクソンとフェルナンドをオーバーテイクしたからポジティブさ。

でも、チームにとってはノーポイントで終わってしまったわけで、その点は残念だよ。マシンのバランスは特に問題はないけど、単純にペースが足りないんだ。


28年ぶりに復活したポール・リカールで勝利を掴んだのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。パーフェクトゲームを展開しポール・トゥ・ウインを決めた。2番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3番手にはフェラーリのキミ・ライコネンが続いた。

F1フランスGP特集

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