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2018年のF1公式テストの開催スケジュールとサーキットを以下にまとめる。テストはレギュレーションで厳格に管理・制限されており、各チーム毎にマシン1台のみが参加可能、シーズン開幕前の”プレシーズン・テスト“と開幕期間中の”インシーズン・テスト“から構成される。これとは別に必要に応じて、タイヤ開発テストが行われる可能性もある。
プレシーズン・テスト開催概要
開幕オーストラリアGP前に許可されているテストは計8日間のみ。チームは、新車の実走テストを4日間✕2回の日程のみで全て完了しなくてはならない。会場はフェルナンド・アロンソの母国スペインにあるカタロニア・サーキット。本拠地の欧州に位置する事、マシンの総合力が試される事などの理由によって選定された。
- 2018年2月26日(月)から1日(木)まで
- 2018年3月6日(火)から9日(金)まで
© Mclaren / 人工ウェットが再現された17年のカタロニアテスト
カタロニア・サーキットは低速・中速・高速とあらゆる速度域のコーナーを持ちつつ、ロングストレートと適度な高低差(30m)を有しており「このサーキットで速いマシンはどのサーキットでも速い」と称される。なお、8日のうち1日はウェットタイヤのテストに充てる事が定められており、降雨なき場合、人工的にウェットコンディションが作られる。
インシーズン・テスト開催概要
インシーズン・テストは、2日間✕年2回。マシン運送費をはじめとするコスト削減のため、グランプリ決勝翌々日に開催される。チームは決勝レース終了後そのまま現地に留まりテストに臨む。18年は、第5戦スペインGP後と第12戦ハンガリーGP後の開催が予定されている。
インシーズンテスト計4日間のうちの2日間は、レギュラードライバー以外の若手ドライバーの担当が義務付けられている。
- 2018年5月15日(火)・16日(水)
- 2018年7月31日(火)・8月1日(水)
© Renault / バーレーンテストでのRS17