2021年F1バーレーンGP予選最高速ランク:ホンダPU搭載のアルファタウリが上位にズラリ
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2021年シーズンの開幕戦、FIA F1世界選手権第1戦バーレーンGP公式予選におけるドライバー別スピードトラップを集計した。スターティング・グリッド争いでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が初の王座獲得に向け、後続に大差を付けてポールポジションを獲得した。
舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)は4本のロングストレートをコーナーで繋いだようなレイアウトで、エンジン全開率は69%程度と高く、リアリミテッド、パワーセンシティビティの高いコースとして知られる。
トップスピードは、エンジン馬力やスリップストリームの有無の他、計測地点前のコーナーの種類やトラクション性能、ダウンフォースレベルや車体の空気抵抗といった様々な要素で上下するため、判断するのが難しい数値ではあるが、それを差し引いてもBICでの予選最高速はホンダ渾身のパワーユニット「RA621H」のポテンシャルを感じさせるものとなった。
スピードトラップ
ターン1の158m手前で計測されるスピードトラップで最高速を刻んだのは、黄旗の影響で18番手Q1敗退を強いられたセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)。時速323.1kmを記録した。
2位はそんな黄旗の原因を作ったニキータ・マゼピン(ハース)で、3位に角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が続いた。なおこの場所はスリップストリームの有無による影響が大きく表れる。
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | ベッテル | アストンマーチン | 323.1 |
2 | マゼピン | ハース | 320.9 |
3 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 318.9 |
4 | ラティフィ | ウィリアムズ | 317.8 |
5 | ガスリー | アルファタウリ | 317.8 |
6 | ラッセル | ウィリアムズ | 317.2 |
7 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 316.8 |
8 | リカルド | マクラーレン | 315.6 |
9 | ストロール | アストンマーチン | 315.3 |
10 | ライコネン | アルファロメオ | 315.1 |
11 | オコン | アルピーヌ | 315 |
12 | アロンソ | アルピーヌ | 314.6 |
13 | ハミルトン | メルセデス | 314.2 |
14 | ノリス | マクラーレン | 314.2 |
15 | フェルスタッペン | レッドブル | 313.6 |
16 | ボッタス | メルセデス | 313.4 |
17 | ルクレール | フェラーリ | 312.4 |
18 | サインツ | フェラーリ | 311.7 |
19 | ペレス | レッドブル | 311.4 |
20 | シューマッハ | ハース | 311 |
フィニッシュライン
スリップストリームの影響が出にくいフィニッシュラインでの計測ランキングでは、アルファタウリ・ホンダの2台がトップを独占し、これにダニエル・リカルド(マクラーレン)が続く結果となった。
アルファタウリよりダウンフォースレベルが高く空気抵抗が大きいと見られるレッドブルも5・6番手と、ホンダパワーの力強さを感じさせる。
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 295.4 |
2 | ガスリー | アルファタウリ | 294.9 |
3 | リカルド | マクラーレン | 294.2 |
4 | ラッセル | ウィリアムズ | 293.6 |
5 | ペレス | レッドブル | 293.6 |
6 | フェルスタッペン | レッドブル | 293.3 |
7 | ノリス | マクラーレン | 293.3 |
8 | ベッテル | アストンマーチン | 293.2 |
9 | マゼピン | ハース | 292.3 |
10 | ハミルトン | メルセデス | 291.8 |
11 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 291.1 |
12 | ラティフィ | ウィリアムズ | 291.1 |
13 | ボッタス | メルセデス | 291.1 |
14 | ストロール | アストンマーチン | 290.2 |
15 | ルクレール | フェラーリ | 290 |
16 | アロンソ | アルピーヌ | 289.6 |
17 | ライコネン | アルファロメオ | 289.4 |
18 | サインツ | フェラーリ | 289 |
19 | シューマッハ | ハース | 287.8 |
20 | オコン | アルピーヌ | 287.3 |
インターミディエイト1
セクター1とセクター2を区切るインターミディエイト1(ターン5)でのランキングでもアルファタウリ・ホンダが最も高いスピードを記録した。
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | ガスリー | アルファタウリ | 247.4 |
2 | リカルド | マクラーレン | 247 |
3 | ノリス | マクラーレン | 246.5 |
4 | フェルスタッペン | レッドブル | 246.2 |
5 | ルクレール | フェラーリ | 246 |
6 | ストロール | アストンマーチン | 245.9 |
7 | ボッタス | メルセデス | 245.9 |
8 | サインツ | フェラーリ | 245.9 |
9 | ラッセル | ウィリアムズ | 245.4 |
10 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 245 |
11 | ハミルトン | メルセデス | 245 |
12 | アロンソ | アルピーヌ | 244.7 |
13 | ライコネン | アルファロメオ | 244.5 |
14 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 244.3 |
15 | ペレス | レッドブル | 244 |
16 | オコン | アルピーヌ | 243.4 |
17 | ラティフィ | ウィリアムズ | 243 |
18 | ベッテル | アストンマーチン | 242.9 |
19 | マゼピン | ハース | 242.4 |
20 | シューマッハ | ハース | 242 |
インターミディエイト2
ターン13の48m手前での計測でもアルファタウリ・ホンダがトップを独占した。
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | ガスリー | アルファタウリ | 274.3 |
2 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 273.1 |
3 | ラティフィ | ウィリアムズ | 272.6 |
4 | ラッセル | ウィリアムズ | 272.1 |
5 | ノリス | マクラーレン | 271 |
6 | ボッタス | メルセデス | 271 |
7 | フェルスタッペン | レッドブル | 270.9 |
8 | ペレス | レッドブル | 270.9 |
9 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 270.2 |
10 | ルクレール | フェラーリ | 270.2 |
11 | サインツ | フェラーリ | 270.2 |
12 | リカルド | マクラーレン | 270.2 |
13 | アロンソ | アルピーヌ | 270 |
14 | ハミルトン | メルセデス | 269.8 |
15 | オコン | アルピーヌ | 268.4 |
16 | ライコネン | アルファロメオ | 267.7 |
17 | シューマッハ | ハース | 267.1 |
18 | ベッテル | アストンマーチン | 267.1 |
19 | マゼピン | ハース | 266.6 |
20 | ストロール | アストンマーチン | 265.4 |