2020 F1バーレーンGP︰決勝スターティング・グリッド…タイヤ選択権持つ11番手以降の優位性なし
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2020年シーズンのF1世界選手権第15戦バーレーンGPの暫定スターティンググリッドが国際自動車連盟(FIA)より発表された。現時点では予選順位とグリッドとの間に相違はない。
週末に先立っては、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィが今季3基目となるICE(内燃エンジン)の投入を受けたが、規約上限ギリギリであるため降格ペナルティが科せられる事はない。
今季のフェラーリ製PUはパワー面でライバルに大きく遅れを取っている。それが理由がどうかは定かでないが信頼性は高いようで、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)のESに1基の余裕がある事を除けば、未だに罰則なしに交換の余地があるコンポーネントを持つのは、跳馬PUを積むフェラーリとアルファロメオ、そしてハースのみとなっている。一般にパワーと信頼性は相反する。
また2日目に向けてはジョビナッツィとシャルル・ルクレール(フェラーリ)の2台がギアボックス交換を行ったが、いずれも降格ペナルティ関係の規約に抵触するものではなかった。
2日目に向けてターン4出口に設定されていたトラックリミットが廃止された事も、降格ペナルティがない状況を後押しした。予選での審議数はゼロだった。レースディレクターを務めるマイケル・マシはルール変更の理由を「この場所に設置されている人工芝とグラベルトラップがリミットとなっていたため」と説明している。
土曜の日没後に行われた予選では、ルイス・ハミルトンが通算98回目のポールポジションを獲得。2番グリッドにはバルテリ・ボッタスが続きメルセデスが最前列を独占した。2列目にはマックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンが並んでおり、メルセデスのアンドリュー・ショブリンはレッドブル・ホンダのアンダーカットへの警戒感を強めている。
なお予選Q3進出組は全てミディアムタイヤでQ2を突破しているため、タイヤ選択の自由がある11番手以降のドライバー達の優位性は殆どない。
2020年F1バーレーン・グランプリ決勝レースは、日本時間11月29日(日)23時10分にスタート。1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。
F1バーレーンGPスターティンググリッド
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | L.ハミルトン | メルセデス | 1(-) |
2 | V.ボッタス | メルセデス | 2(-) |
3 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 3(-) |
4 | A.アルボン | レッドブル | 4(-) |
5 | S.ペレス | レーシングポイント | 5(-) |
6 | D.リカルド | ルノー | 6(-) |
7 | E.オコン | ルノー | 7(-) |
8 | P.ガスリー | アルファタウリ | 8(-) |
9 | L.ノリス | マクラーレン | 9(-) |
10 | D.クビアト | アルファタウリ | 10(-) |
11 | S.ベッテル | フェラーリ | 11(-) |
12 | C.ルクレール | フェラーリ | 12(-) |
13 | L.ストロール | レーシングポイント | 13(-) |
14 | J.ラッセル | ウィリアムズ | 14(-) |
15 | C.サインツ | マクラーレン | 15(-) |
16 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 16(-) |
17 | K.ライコネン | アルファロメオ | 17(-) |
18 | K.マグヌッセン | ハース | 18(-) |
19 | R.グロージャン | ハース | 19(-) |
20 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 20(-) |