角田裕毅、驚愕の2番手Q1突破も最終13番手にやや落胆…決勝の目標は「優勝です」と大爆笑
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角田裕毅のF1公式予選デビューは実にセンセーショナルだった。期待のルーキーはファーストラウンドのQ1で、前年王者のメルセデスや経験豊富なチームメイトを上回る衝撃の2番手タイムをマーク。パドックの度肝を抜いた。
ただ、決勝タイヤが決まる続くQ2ラウンドでは、レースを見据えてソフトではなくミディアムタイヤを履いたギャンブルが失敗に終わり、ソフト勢に先行を許して13番手でノックアウトを喫した。
Q2でのパフォーマンスが奮わなかった理由について角田裕毅は「C3タイヤ(ミディアム)、特に2セット目の新品タイヤに違和感がありました。もう一度プッシュラップをしてもC3では突破できなかったと思います」と語った。
「問題があったのかどうかについて調べてみる必要があります。Q1は素晴らしかったのですが、Q2で急に悪化してしまいました」
次戦イモラ以降の予選での課題としては、トラフィック対策とC4からC3へと履き替えた際の対応を挙げた。この日は計測前のアウトラップで渋滞に捕まり、思うように準備を整える事ができなかったようだ。
最後に決勝レースでの目標について問われると、角田裕毅は少し考え込んだ後に「P1です」と冗談を飛ばし、インタビューアーと大笑いした。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは角田裕毅の予選パフォーマンスについて「ユーキはQ2でタイヤの性能を最大限に引き出せなかったが、彼は今週末すでに素晴らしいパフォーマンスを見せているから、私としては本当に満足している」と評価した。
正直に言うと少しがっかり
角田裕毅
予選: 13位, FP3: 13位
正直に言うと少しがっかりしています。予選Q1はペースがある事を示せましたし、Q2での戦略にも自信があったのですが、最後のアタックでは十分なグリップが得られませんでした。
上位グリッドからレースをスタートできないのは残念ですが、レースペースが良いのは分かっているので、明日何ができるか見ていきたいと思います。
ラップ毎に学習を続けています。今夜は明日のレースに向けて、エンジニアと一緒にデータを分析していきたいと思います。
僕にとっては初めてのF1予選でしたが、自信を以てマシンをドライブできていますし、今日はポジティブな材料もたくさんありました。
戦えるポジションにいますし、レースでは順位を上げていけるポテンシャルもあると感じています。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン、3番手はバルテリ・ボッタスのメルセデス勢が続く結果となった。
2021年 F1バーレーングランプリ決勝レースは、日本時間3月28日(日)24時10分にスタート。1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。