角田裕毅「またも本当に不要な動き」ストロールと接触、2戦連続で早々リタイヤ
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9月15日(日)のF1第17戦アゼルバイジャンGPをリタイヤで終えた角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、映像はまだ見直していないと前置きした上で、「本当に不要な動き」であるとして接触相手のランス・ストロール(アストンマーチン)を非難した。
角田裕毅はオープニングラップのターン4で後方ストロールに衝突され、右サイドポットに大きな穴が開くなど、クルマに深刻なダメージを負った。
その結果、ズルズルとポジションを落としていき、14周目にクルマをガレージに入れリタイアした。
ストロールとの接触について問われた角田裕毅は「まだ見直していませんが…本当に残念です」と肩を落とした。怒るというより終始、ガッカリした様子だった。
リタイヤの原因はクルマのダメージなのかと質問に対しては「そうですね、かなり大きなダメージでした」と説明した。
「クルマの中での感触としては、許容の範囲内だったのですが、かなりのグリップが失われたことは確かで、ラップを重ねるごとに悪化していったように思います」
「何が起きたのか本当に気になるところですが、望んでいたレースにはなりませんでした」
「彼はコーナーに突っ込んできただけのように見えました。今回も本当に不要な動きでした。2戦連続でクルマの右側にダメージを受けることになりました。本当に悔しいです」
角田裕毅は2週間前のイタリアGPでもリタイヤを強いられた。ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)の衝突が原因だった。
モンツァでのインシデントについてはスチュワードによる調査が行われ、ヒュルケンベルグにペナルティが科されたが、ストロールとの一件が調査されることはなかった。
1周目の事故についてストロールは「ドアを締めた」と語り、角田裕毅が自身にスペースを与えなかったと主張した。
2024年F1第17戦アゼルバイジャンGPでは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポールシッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を逆転して今季2勝目を上げた。
マリーナベイ市街地コースを舞台とする次戦シンガポールGPは9月20日のフリー走行1で幕を開ける。