9番手ピエール・ガスリー、決勝に向けて奮起「まだ何も終わっちゃいない」F1オーストリアGP《予選》
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レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1第9戦オーストリアGP予選で9番手と厳しい結果に終わったが、「まだ何も終わっちゃいない」と語り、決勝レースに向けて自身を奮い立たせている。
ガスリーはQ1を7番手、続くQ2を6番手タイムで通過し、順当に最終ラウンドへと進出するも、決定的に重要なQ3でミスを喫し、中団グループのハースやマクラーレン、アルファロメオにまで先行を許す9番手でセッションを終えた。
5番手タイムをマークしたケビン・マグヌッセンまではコンマ1秒と、僅差での9番手とは言え、チームメイトとのギャップは0.76秒と大きく開き、チームの母国GPで面目丸つぶれのリザルトに終わった。
クリスチャン・ホーナー代表はガスリーについて「Q3までは順調だったものの、最終的に最も重要なラップでミスをしてしまった。ターン1でのロスは0.3~0.4秒で、この分を残りセクションで挽回するのは不可能だった。決勝での前進に期待したい」と語った。
決勝に向けて奮起「まだ何も終わっちゃいない」
ピエール・ガスリー予選: 9位, FP3: 7位
一番肝心なところでラップをまとめ切れず、自分自身に失望してる。本来はQ3に最も集中しなきゃならないのに、自分の仕事をやり遂げられなかった。
全体的としてはペースも良いし、一歩前に進めていると思う。フリー走行では良い走りができていたし、Q1とQ2は本当にポジティブだったから、Q3に向けては全てが順調に見えていた。
Q3での最初のラップは良くなかったけど、2回目と最後のアタックは悪くなかったんだ。ただ、ターン1とターン3でミスをしてしまい、そこでコンマ3・4秒を失ってしまった。あれがなければ5番手は堅かったと思う。
今は気持ちを切り替えて明日の決勝に集中したい。まだ何も終わってはいないし、できるだけの事をやって挽回してみせる。クルマには競争力があるから、戦略面で何が出来るか検討してみるよ。
ポールポジションはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。2番手にはメルセデスのルイス・ハミルトン、3番手には2年連続優勝を狙うレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。
2019年F1第9戦オーストリアグランプリ決勝レースは、日本時間30日(日)22時10分から行われ、1周4381mのレッドブル・リンクを70周する事で勝敗を決する。