セルジオ・ペレス、選手権の鍵を握るか「最後の1周まで持てる全てを振り絞る」
Published:
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが、2021年FIA-F1世界選手権第22戦アブダビGPに先立ち、事故によるリタイヤを余儀なくされた前戦サウジアラビアGPを振り返りつつ、週末および来シーズンに向けての抱負を語った。
ペレスは最終戦を前に計190ポイントを獲得してドライバーズランキング4位につけているが、3位バルテリ・ボッタス(メルセデス)との差は18点と大きく、ヤス・マリーナ・サーキットではチーム及び、僚友マックス・フェルスタッペンのタイトル獲得のサポートに集中する事になる。
セルジオ・ペレス最後の1周まで持てる全てを振り絞る
サウジアラビアGP予選でのRB16Bは明らかに良いペースを見せていました。
ペースは良かったけど残念ながらジェッダでは、それをレースや週末に活かす事ができなかった。
1回目の赤旗もその後の展開も本当に運がなく、理想的な1日とはならなかった。でも僕らはこれからもプッシュし続けるし、諦めたりはしない。
ヤス・マリーナは第1セクターの変更、新しいバンクカーブ、ターン17~20の調整など、コースが改修され、最終セクターはより高速に、流るようなレイアウトになりました。
昨シーズンと比較してかなり変わったね。以前よりもずっと速くなっているし、実際に金曜日にドライブするのが楽しみだ。各チームがどう対応してくるか興味深い。
今週末の最終戦で両チャンピオンシップが決定します
ファンにとっても、チームにとっても、本当に素晴らしいシーズンが続いてきた。僕らは持てる全てを振り絞ってきたし、最終戦でも最後の1周まで全力でプッシュし続けるつもりだ。
レッドブル・ホンダでの初年度も終わりを迎えます。どう総括しますか?
めちゃくちゃ忙しかったよ! 最近ようやくチームに馴染む事ができたし、来シーズンは一緒にもっと多くを達成したいと思っているし、今から楽しみにしている。
2022年に正しいスタートを切るための準備は全て整っているし、チームにとって成功の年になることを願ってる。
アブダビGPの戦いの舞台となるのはヤス・マリーナ・サーキット。本大会に向けてコース改修が行われ、全長は5,281mへと273m短くなった。第1・3シケインは各々ヘアピンに変更され、ラップの終盤、ヤス・マリーナ・ホテルの周りの4つのタイトコーナー(ターン17~20)にも手が加えられた。
昨年大会ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが堂々のポール・トゥ・ウインを飾り、2位にバルテリ・ボッタス、3位にルイス・ハミルトンと、その後方にメルセデス勢が続いた。
フェルスタッペンとハミルトンは同一ポイントで最終戦へと向かい、2021年シーズンのドライバーズチャンピオンシップにおける最終決戦に挑む。タイトルランナー達が同一ポイントで最終戦を迎えるのは47年ぶり。
F1アブダビGPは、日本時間12月10日(金)18時30分からのフリー走行1で幕を開ける。