メルセデス、新品PUのボッタスが最速連発…ロングランも強力で敵なしか? / F1アブダビGP《初日》

昼間のヤス・マリーナ・サーキットを走るメルセデスAMGのルイス・ハミルトン、2019年F1アブダビGPcopyright Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが、11月29日(金)に行われたF1最終第21戦アブダビGP初日プラクティスを振り返った。

前戦ブラジルGPでのトラブルを受け、メルセデスは週末に先立ってボッタスに新しいパワーユニット(ICE、ターボ、MGU-H)を投入。トータル15グリッド以上の計算となるため、決勝では最後尾スタートとなる。

ボッタスは両セッションともにトップタイムを記録したものの、FP2の終盤にターン7への侵入の際にロマン・グロージャン(ハース)と交錯。イン側に飛び込んだボッタスに対して、グロージャンが一切の減速なく突っ込んだ形となり、セッションは赤旗中断となった。

チーム無線で状況を聞いたハミルトンは「そんなの予想できただろうに」と意味深なコメントを発した。一件は審議の対象となり、セッション終了後に両者に叱責処分が下された。

ボッタスとは異なり、マイレージのかさんだパワーユニットを使うハミルトンは、FP1の途中でエンジンの異常を訴えピットイン。チームはエンジンが「リンプ・ホーム・モード」に入っていたとして、センサー系トラブルが発生していた事を公表し、大きなトラブルではない事が確認された。ハミルトンはボッタスからコンマ3秒遅れの2番手で初日を締め括った。

テクニカル・ディレクターを務めるジェームス・アリソンは、「フェラーリとレッドブルが好ペースを手にしているのは明白。予選は一切のミスが許されない接戦となるだろう」と慎重な姿勢を見せる一方で、「今日は低燃料でもレースシミュレーションでも良いペースを発揮していた」とも述べ、自信をのぞかせた。

メルセデスはロングランで、レッドブル・ホンダに対して1周あたりコンマ5秒、フェラーリに対しては1周あたりコンマ6秒ほど速いペースを刻んでおり、ライバルに対して一歩先行している。

メルセデス:F1アブダビGP初日を終えて

ルイス・ハミルトンFP2: 2位, FP1: 3位

僕にとってはいつも通りの金曜日だった。今日はリズムに乗るのに苦労したけど、良い日もあれば悪い日もあるさ。クルマの感触は良かったけど、チームとしても個人としても、まだ改善させなきゃならないエリアが残っている。明日に向けて修正できるよう、今夜は頑張るよ。

今日はこのクルマの新しい可能性について色々実験していた。上手く機能する領域は既に分かっているから、いつもとは違う方向に振ってみて、今後活かせるようなタイヤとクルマのポテンシャルを探っていたんだ。

バルデリ・ボッタスFP2: 1位, FP1: 1位

クルマは最初からバランスが取れていたし、順調な1日だった。週末に向けて、フレッシュなエンジンを使用しなきゃならなかったけど、それが上手く機能しているように思う。両セッション共に、僕のペースには競争力があった。シーズン最後の週末を上手くスタート出来たのは間違いないけど、それでも明日に向けてはまだ改善の余地がある。

FP1の序盤は路面が多少埃っぽかったけど、すぐに良くなっていったし、その後はセッション全体を通してかなり良い感じだった。

FP2は、グロージャンとのマイナーインシデントのために妥協を強いられてしまった。僕がイン側からオーバーテイクを仕掛けたのを、彼が把握しているとばかり思っていたけど、実際はそうじゃなかった。彼が僕を見ていないと気付いた時には、どこにも逃げ場がなかった。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。ハースのロマン・グロージャンと接触しセッション終盤を棒に振ったものの、新品パワーユニットのアドバンテージを活かして、2番手ルイス・ハミルトンをコンマ3秒引き離した。3番手にはシャルル・ルクレールが続く結果となった。

2019年F1アブダビグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月30日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。

F1アブダビGP特集

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