F1-70周年記念GP:パワーユニット投入状況…ホンダ含む3陣営計8台が交換を実施
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国際自動車連盟(FIA)の正式発表を元に、2020シーズンF1第5戦 70周年記念GPの1回目のフリー走行開始時点における各ドライバー(マシン)毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。
ホンダエンジン勢はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンのコンポーネント全てを一新すると共に、アレックス・アルボンに関してもICE(内燃エンジン)、MGU-H、MGU-Kの新たな封を切った。いずれも前戦までと同じスペックでありアップグレードではない。ホンダは交換について「戦略的な理由」と説明した。
なお、同じホンダ製F1パワーユニット「RA620H」を搭載するアルファタウリについては交換を見送った。ピエール・ガスリーは既にハンガリーGPで2基目に換装しており、また、ダニール・クビアトは先週末に高速コーナーでクラッシュを喫している事から、その影響を見極めるためだという。
メルセデス勢は先週末のルイス・ハミルトンの交換に続き、ウィリアムズ及びレーシングポイントの4台を含む供給全車に新型のMGU-Kを導入。ルノー勢はダニエル・リカルドのICE、MGU-K、MGU-Hを2基目に交換した。フェラーリ勢のみ動きがなかった。
いずれもレギュレーションで許可された基数に留まるため、現時点では8月9日のレースでPU交換に伴うグリッド降格は行われない見通しだ。
1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入7年目の今年は、年間最大3基のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kと、最大2基のES(バッテリー)及びCE(コントロール・エレクトロニクス)をペナルティなしに使用する事ができるが、チャンピオンシップの開催レース数が14以下、更には11以下に下がる毎に、使用基数が削減される仕組みとなっている。
70周年記念GP:パワーユニット投入状況
Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE |
---|---|---|---|---|---|---|
ハミルトン | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 |
ボッタス | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 |
ベッテル | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
ルクレール | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
フェルスタッペン | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
アルボン | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
サインツ | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
ノリス | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
リカルド | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
オコン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
クビアト | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
ガスリー | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 |
ヒュルケンベルグ | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 |
ストロール | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 |
ライコネン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
ジョビナッツィ | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 |
グロージャン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
マグヌッセン | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 |
ラッセル | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
ラティフィ | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 |