角田裕毅、ルクレール走行妨害で2022年戒告処分第一号に…ストロールとの一件は。。

2022年3月18日のF1バーレーンGP初日を終えてインタビューに答えるアルファタウリの角田裕毅Courtesy Of Red Bull Content Pool

3月18日(金)のF1バーレーンGPの2回目のフリー走行中にシャルル・ルクレール(フェラーリ)の走行を妨害したとして、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が早くも今季1回目の戒告処分を受けた。

新品タイヤで計測ラップを走っていたルクレールはターン8で角田裕毅に進路を塞がれ、ラップを放棄せざるを得なかった。ルクレールは手を上げて抗議した。

一件について角田裕毅は、燃料を積んだ状態でのロングランに向かうアウトラップ中だったと説明。これに対してスチュワードは、アウトラップ中は常に高速走行中のマシンに気を配らなければならないとして、FIA-F1競技規定第37条5項への違反があったと判断した。

両当事者およびチーム代表者からの聴取、ならびに映像、チーム無線を調査した後、スチュワードは角田裕毅に今季1回目の戒告処分(ドライビング)を科す裁定を下した。戒告処分シーズン第一号となった。

1シーズン中に5回の戒告処分を受けると、当該ドライバーにはその競技会で10グリッド降格ペナルティが科せられる。レース中のインシデントにより5回目の戒告処分を受けた場合は、次戦で10グリッド降格となる。

ただし戒告処分5回の内の4回がドライビングに関する違反であった場合に限られる。

角田裕毅は同じセッションのチェッカーフラッグ後に、ターン8でランス・ストロール(アストンマーチン)のイン側に入って軽く接触する場面があり、これに関しても審議が行われた。

ストロールはミラーで後方を確認していたものの、角田裕毅の接近速度が高かったためにターンインの際にこれを視認できなかったと主張した。スチュワードはチームからの警告がなかった事を踏まえつつも、ドライバーには周囲の状況に注意する義務があるとして、ストロールに今季1回目の戒告処分(ドライビング)を科した。

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