セバスチャン・ベッテル 髪型一新!アストンマーチンF1での職務を開始
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新天地での新たなシーズンに挑む4度のF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルは気合に満ち溢れているようだ。33歳のドイツ人ドライバーはアストンマーチンでの仕事初めに際し、ヘアスタイルを一新した。
帽子を含めて彩度の低い緑色のファッションで全身をコーディネートしたベッテルは、アストンマーティン初のSUV「DBX」に乗り英国シルバーストンのファクトリーへと向かい、レーシングポイントRP20の進化版となる今季型F1マシンでシート合わせを行った。
チームが公開した動画には帽子を脱いだベッテルがコックピット内でエンジニアと話し合う様子が収められているが、その髪型は昨年とは大きく異なり短く刈り込まれている。
61年ぶりにF1に復帰するアストンマーチンは昨年、ローレンス・ストロール率いる投資家コンソーシアムによって買収された。ベッテルのチームメイトはローレンスの息子、ランスが務める。
レーシングポイントはチームオーナーのローレンスが会長を務める高級自動車メーカーのブランディングのために、今季よりチーム名に「アストンマーチン」の名を掲げ、登記変更を行い社名を変更しているが、組織的に言えば両者は別個の組織だ。
話題性ゆえに大きな関心を集めているアストンマーチンだが、同社の株価は未だに上場時の5分の1ほどに過ぎず、中国の新興自動車メーカー「BYD」が70億元、日本円にして約1,100億円で買収を目論んでいるとの噂も囁かれており、先行き不透明な状況にある。
とは言えサクヒールGPでのセルジオ・ペレスの勝利に象徴されるように、昨年のRP20は高いパフォーマンスを発揮して3度の表彰台を獲得しており、今季型マシンへの期待は高い。
現時点ではまだ車体名は明らかにされていないが、プレシーズンテスト直前の3月にゲイドンにあるアストンマーチン本社で新車発表会が行われる予定となっている。