ホンダ&フェルスタッペンがオーストリアGPで最前列!ハミルトンに3グリッド降格の裁定
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、30日(日)に開催される2019年F1第9戦オーストリアGP決勝レースをフロントロウからスタートする事が決定した。
オーストリアGPのスチュワードは土曜の公式予選後、2番手タイムを刻んだメルセデスAMGのルイス・ハミルトンに対して、3グリッド降格ペナルティーを科す裁定を下した。予選Q1でのキミ・ライコネン(Alfa Romeo)に対する走行妨害に関して、ハミルトンの過失が認められた。
昨年のウィナーであるフェルスタッペンは、バルテリ・ボッタスを抑えて、2番手ルイス・ハミルトンにコンマ2秒と迫る3番手タイムを記録。ハミルトンの降格に伴い、決勝をシャルル・ルクレールと並んで最前列からスタートする事になる。
ルクレールとフェルスタッペンが共にフロントロウに並ぶのは、2012年のKF2ヨーロッパ・カート選手権以来7年ぶりの事となる。
スチュワードは映像証拠とライコネン及びハミルトン、そしてチーム代表者からの聴取を行い、ハミルトンが「ターン3で不必要にカーナンバー7号車の走行を妨害した」と認定。その理由として、ハミルトンがライコネンの接近を無線で把握していた事を挙げた。ハミルトンは予選後の記者会見で「ライコネンが接近してるのは知らなかった」と語っていた。
審査団はF1スポーティング・レギュレーション第31条4項の取り決めに従い、ハミルトンに3グリッド降格を科すと共に、スーパーライセンスへのペナルティポイント1点を加算する裁定を下した。
ポールのルクレールはデグラデーションの大きいソフトコンパウンドでスタートするが、フェルスタッペンは一段硬めのミディアム。1周あたり1秒近く速いレースペースを持つ3番グリッドのボッタスを如何に抑え込むかが、ホンダF1復帰後初優勝の鍵を握る事になる。
ハミルトンはマクラーレンのランド・ノリスと並ぶ3列目5番グリッドから巻き返しを目指す事になる。